レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/01/14
- 登録日時
- 2018/01/27 00:30
- 更新日時
- 2018/01/27 00:30
- 管理番号
- 参調 17-0054
- 質問
-
解決
私は今「イマジナリーフレンド(コンパニオン)」というものに興味をっており、特に大人(青年期、またそれ以降)のイマジナリーフレンドについて調べているのですが、関連する書籍や資料がなかなか見つけられずにいます。
何かイマジナリーフレンドについて詳しく載っている書籍もしくは資料はありますでしょうか。
- 回答
-
国立国会図書館サーチ、CiNiiで「イマジナリーフレンド」「イマジナリーコンパニオン」「空想の友達」で調査。
幼児期における症状についての雑誌論文等は見つかるが、青年期以降については確認できず。
幼児期については、富田昌平氏の論文が多くヒット。富田氏の名前で検索したところ、自身のサイトがあり、その中で執筆した資料の一覧が掲載されており、参考までに紹介。
ネットで上記キーワードで検索したところ、次のサイトがヒット。
いつも空が見えるから(https://susumu-akashi.com/)最終確認2017年7月25日
個人が運営しているサイトであるが、紹介している資料も多く、また論文やニュースなども掲載されていて参考になる。
こちらのサイトを紹介。
- 回答プロセス
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イマジナリーフレンドについて、図書で出版されているものは幼児期を対象としたものが多く、分野では「幼児心理」に関する資料に書かれています。
当館所蔵資料では、
「乳幼児のこころ」遠藤利彦(ほか)著 有斐閣 2011
「哲学する赤ちゃん」アリソン・ゴプニック著 青木玲訳 亜紀書房 2010
に、イマジナリーフレンド(空想の友達)についての項目がありました。
また、雑誌論文を調査すると三重大学准教授の富田昌平氏が幼児期のものですが、多くの論文を書いています。
書いた論文の掲載誌については、富田氏自身のサイトに掲載されています。
http://shoheitomita.web.fc2.com/index.html
青年期以降でのイマジナリーフレンドに関する資料については、当館所蔵資料では確認できませんでしたが、「解離性同一性障害」に関する資料に、イマジナリーフレンドに関する記述があるようです。
この情報については、次のサイトで確認しました。
「いつも空が見えるから」(https://susumu-akashi.com/)
このサイトの右のメニューから「解離と愛着理論」を選ぶと「空想の友達研究」のページが開きます。
このなかで、イマジナリーフレンドに関する資料等が紹介されています。
また、同じページに「イマジナリーフレンド(想像上の友だち)のニュース・研究論文などのアーカイブ」があり、この中に青年期におけるイマジナリーフレンドの論文を見ることができます。
これ以上の調査方法としては、上記で紹介されている図書・雑誌に書かれている参考文献をたどって行くことになると思います。
紹介されている図書や雑誌の取り寄せ等については、所属している学校の図書館、もしくはお住まい近くの公共図書館にご相談ください。
また、関西にお住まいということなので、京都府にある国立国会図書館関西館を利用するのも一つの方法と思われます。
- 事前調査事項
- NDC
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- 幼児.初等.中等教育 (376 7版)
- 参考資料
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- 1 乳幼児のこころ 遠藤/利彦?著 佐久間/路子?著 有斐閣 2011.6 376.11/NY
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2 哲学する赤ちゃん アリソン・ゴプニック?著 青木/玲?訳 亜紀書房 2010.11 376.11/TE
- キーワード
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- イマジナリーフレンド
- イマジナリーコンパニオン
- 空想の友達
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事項調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 学生
- 登録番号
- 1000229215