レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/12/26
- 登録日時
- 2017/12/27 00:30
- 更新日時
- 2018/01/09 16:20
- 管理番号
- 1000000934
- 質問
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解決
沖縄・奄美では、「ハブに噛まれる」を、「ハブに打たれる」というと聞いたが、そのような言い方をしているのか。
- 回答
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言語学の資料では、「蛇に打たれる」について確認できなかった。
以下の資料で「蛇/ハブに打たれる」という表現をしている記述がある。
①
『ハブ捕り物語』(中本 英一∥著、三交社、1985.8)
p26 「島民は、ハブに咬まれることを、うたれるという。ハブの敏捷さをうまく表現した言葉である。」の記述がある。
②
『ハブの棲む島』(西野/嘉憲∥写真・文、ポプラ社、2005.11)
頁付け無し 「島[奄美]ではハブにかまれることを「打たれる」と表現します。かみついた瞬間、2本の牙を相手の体内に打ちこみ、毒液を注入するのです。」の記述がある。
③
『完本毒蛇』(小林 照幸∥著、文芸春秋、2000.2)
p64 「奄美ではハブに咬まれることを打たれる、と表現します。これはハブが咬みついて来る時の姿勢が、ちょうど竹べらで叩くような感じからきた表現です。」の記述がある。
④『聞き書き・島の生活誌 ② ソテツは恩人』(盛口 満∥編 安渓 貴子∥編、ボーダーインク、2009.2)
p56「奄美の年寄りたちは、「ハブに打たれる」といいます」の記述がある。
⑤『ハブ捕り』(新里 堅進∥作画、新潮社、1991.4)
p116「老人がハブの毒牙に打たれてしまったのだ」の記述がある。(舞台は沖縄県北部である)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 1 ハブ捕り物語 中本 英一∥著 三交社 1985.8 K48/N36 p26
- 2 ハブの棲む島 西野/嘉憲∥写真・文 ポプラ社 2005.11 K48/N85 頁付け無し
- 3 完本毒蛇 小林 照幸∥著 文芸春秋 2000.2 K48/KO12 p64
- 4 聞き書き・島の生活誌 ② ソテツは恩人 盛口 満∥編 安渓 貴子∥編 ボーダーインク 2009.2 K382/KI22/2 p60
- 5 ハブ捕り 新里 堅進∥作画 新潮社 1991.4 K72/SH69 p116
- キーワード
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- ハブ
- 奄美
- 沖縄
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000227731