レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年08月31日
- 登録日時
- 2017/11/01 09:26
- 更新日時
- 2017/11/01 09:27
- 管理番号
- 相-170010
- 質問
-
解決
本居宣長の散文集『玉勝間』の原文と対比して現代語訳の付いた本を探している。
- 回答
-
ご参考になりそうな当館所蔵資料およびインターネット情報は次の通りです。一部旧字を新字にあらためております。ご了承ください。
・『日本の思想15 本居宣長集』吉川幸次郎編 筑摩書房 1969<121/45/15>(10193878)
p.101~196「玉勝間(抄)」には、上段に原文、下段に現代語訳があります。
・『全訳玉勝間詳解』前嶋成著 大修館書店 1958
「緒言」には、「(略)十四巻のうちから、特に宣長の思想をうかがうに都合がよく、又、徳川時代国学者の擬古文を研究するに適していると思われる章を一八九章殆んど原文のまゝ抄録した。」と記載がありました。
また、「各章(数段分けたものもある)に〔通釈〕〔語釈〕〔文法〕〔要旨〕また必要に応じて〔文脈〕〔参考〕の欄を設けた」とあります。
・『玉勝間新釋:詳註口訳』藤井伝平著 培風館 1934
「はしがき」に「本書は、玉勝間十四巻のうちから、健全な思想、醇美な國民性を涵養するに足るもの、及び文學趣味に富み、且つ古文の學習も適切な文章九十を選定し、これが詳釋をなしたものである。」と記載がありました。本文と通釈で構成されおり、通釈が現代語訳となっています。
上記2つの資料は国立国会図書館でデジタル化されており、国立国会図書館の承認を受けた図書館内の指定のパソコン端末で閲覧可能です。(図書館向けデジタル化資料送信サービス)
当館でご利用を希望される際は、当館ホームページの利用案内ページをご覧ください。
(http://www.klnet.pref.kanagawa.jp/common/guide.htm)
ホーム>利用案内 左端の「デジタル化資料送信サービス」をクリック
また、雑誌記事となりますが、CiNii Ariticles(日本の学術論文を中心とした論文情報の提供サービス http://ci.nii.ac.jp/)にてキーワード「玉勝間 訳」で検索したところ、次のような資料も見つかりました。
・樋口達郎ほか著「本居宣長『玉勝間』全訳注(1)」『求真』22号 求真会 p.49-62 2016
・樋口達郎ほか著「本居宣長『玉勝間』全訳注(2)」『倫理学』33号 筑波大学倫理学研究会 p.115-117 2017
(1)は一の巻の第一条中臣壽詞から第二条大安殿まで、(2)は第三条竜田川から第五条悠紀主紀までの本文、現代語訳、注釈で構成されています。
こちらの資料は筑波大学の機関リポジトリにより、インターネット上で閲覧可能です。
(1)(http://hdl.handle.net/2241/00146589)
(2)(http://hdl.handle.net/2241/00146572)
(インターネット情報 2017/11/1 最終確認)
- 回答プロセス
-
①当館所蔵の玉勝間関係の資料を確認
②国立国会図書館デジタルコレクションにて「玉勝間 訳」で検索、ヒットした資料を確認
③CiNiiArticleにて「玉勝間 訳」で検索、ヒットした資料を確認
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日本思想 (121 9版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 本居宣長
- 玉勝間
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000224125