レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/08/29
- 登録日時
- 2017/08/31 00:30
- 更新日時
- 2017/09/07 14:44
- 管理番号
- R1001218
- 質問
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解決
10年くらい前に読んだ文庫本を探している。
- 回答
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重松清『季節風 冬』だと思われます。
- 回答プロセス
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1)自館OPACで、フリーワード「コーヒー&マンデリン」、分類「913.6」で検索。1件ヒットしたが、出版年および内容詳細から違うようだと判断し、保留。なお、キーワードを「コーヒーミル&マンデリン」とした場合はヒットせず。「コーヒーミル」のみだと単行本の児童書が1冊ヒット。「マンデリン」のみだと最初の結果と同じだった。
2)フリーワード「コーヒー」、分類「913.6」とすると、未所蔵資料含めて2421件(蔵書区分・一般で絞ると962件)と数が多く、一冊ずつ確認するのは困難と考え、一旦保留。
3)グーグルで「コーヒー マンデリン 小説」と検索したところ、文藝春秋の電子書籍サイトがヒット。重松清『コーヒーもう一杯』が紹介されており、利用者が述べたあらすじにかなり近かった。「忘れられない香り」をテーマにしたアンソロジーに収録されていると記載があったので、OPACでフリーワード「コーヒーもう一杯」を検索したところ、検索結果に『あなたに、大切な香りの記憶はありますか? 』というアンソロジーがあったので利用者に見せたところ、この話で間違いないが載っている本が違うとのこと。
再度検索結果を確認したところ、重松清の『季節風 冬』にも収録されていたため紹介したら、この本だったと言われました。
(追記)
利用者退出後、自館OPACで、フリーワード「コーヒー」、分類「913.6」排架区分「文庫本」または「閉架(連絡通路)」、受入日「2005/1/1~2014/12/31」で検索すると57件まで絞れた。利用者が探していた『季節風 冬』も検索結果に含まれていたため、内容詳細や現物を確認していけばこちらのプロセスでも回答にたどり着けたかもしれない。
- 事前調査事項
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・タイトル、作者、表紙のイメージは不明。文庫本で、それほど分厚くも薄くもなかった。1.5センチくらい?
・読んだのは10年くらい前。
・短い話が集まった短編集だった。
・物語のキーワードは「マンデリン」と「コーヒー豆を挽く機械(コーヒーミル?)」同棲している主人公が初めて買ったのがコーヒーミルで、マンデリンの豆を挽いたという描写があった。
・卒業式か何かで胴上げのシーンがあった。
・主人公は女性。
・図書館で借りた本ではなく自宅にあったもの。本は知り合いにあげてしまったかもしれない。
- NDC
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- 小説.物語 (913)
- 参考資料
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- あなたに、大切な香りの記憶はありますか? 阿川佐和子/著 文藝春秋 2011.10 913.68 978-4-16-780156-4 , ISBN 978-4-16-780156-4
- 季節風 冬 重松清/著 文藝春秋 2010.11 913.6 , ISBN 978-4-16-766909-6
- 文藝春秋BOOKS 電子書籍『コーヒーもう一杯』 http://books.bunshun.jp/ud/book/num/1678015600700000000I 2017/8/29
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000221251