レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年05月08日
- 登録日時
- 2017/03/30 17:21
- 更新日時
- 2017/06/30 15:48
- 管理番号
- tr474
- 質問
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解決
明治40年に行われた自転車レース「大阪-日光千里道路競争」について、情報が得られる資料はないか。
- 回答
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大阪-日光千里道路競争について、記述が確認できた資料は以下の通りです。
・『自転車の一世紀 日本自転車産業史』(自転車産業振興協会/編 自転車産業振興協会 1973)
p.193-195「大がかりな競争としては、翌四〇年(一九〇七)、大阪新報主催の一、〇〇〇マイル競争がある。大阪をスタートして日光で折り返す往復コースで、五〇余名の選手が参加した」と記されています。レースに参加した選手の様子や、一着の選手の名前も記載されています。
・『自転車の文化史 市民権のない5,500万台』(佐野裕二/著 文一総合出版 1985)
p.236「徳永(為治):日米が競争に身を入れたのは、やはり大阪新報主催の大阪日光間千マイルレース、あれが最初ですか。守屋:あれは明治四十年の三月です。」と記されています。
・『大阪立身 小説・松下幸之助』(邦光史郎/著 サンケイ新聞社出版局 1975)
p.30「明治三十九年、九州日々新聞社の主催で、九州一周の千マイル競争が挙行され、つづいて翌年、大阪新報主催の大阪-日光間千マイルレースの開催と、満天下の耳目を引くような大レースが相ついで…」と記されています。
・『日本体育協会七十五年史』(日本体育協会/編 日本体育協会 1986)
p.659-「日本アマチュア自転車競技連盟」の項に「一九〇八年(明治四十一年)に我国最初の自転車競技の統括団体として、「東京輪士会」が結成され、以後、大阪・日光間などの各種の道路競争や…」と記されています。
【国立国会図書館デジタルコレクション】
・『大阪競輪史』(大阪府自転車振興会大阪競輪史刊行委員会/編 大阪府自転車振興会 1958)(国立国会図書館/図書館送信参加館内限定)
URL:http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2486022 (最終確認日:2017年1月17日)
「巻末 自転車競走小史」p.5に「またこの間長距離レースもかなり行われた。大阪、日光間の千里ロードレース、大阪九州間の千里ロードレース…」と記されています。
なお、上記の情報をもとに、朝日新聞、毎日新聞の明治40年3・4月分の内容をマイクロフィルムで確認しましたが、「大阪-日光 千里道路競争」に関する記事は確認できませんでした。また、栃木県の地方紙に下野新聞がありますが、当館では明治40年3・4月分が未所蔵の為、確認できませんでした。
また、以下の資料からは、記述を確認できませんでした。
・『「下野」世相100年』(「下野」世相100年刊行委員会/編 下野新聞社 1984)
・『日光市史 下巻 近現代・民俗』(日光市史編さん委員会/編 日光市 1979)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 相撲.拳闘.競馬 (788)
- 参考資料
- キーワード
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- 自転車
- ロードレース
- 大阪-日光
- 大阪-日光千里道路競争
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000213608