レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015/09/02
- 登録日時
- 2016/01/02 00:30
- 更新日時
- 2016/02/02 00:30
- 管理番号
- 6000006083
- 質問
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解決
和人が蝦夷地に初めて渡ってアイヌの人と接触した時期について知りたい。
- 回答
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下記の資料を提供。
- 回答プロセス
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鎌倉時代(1220年頃~)、京都などの強盗・海賊をいったん関東に連行し、
津軽の大名・安藤氏が北海道に島流しにしていた。
13世紀の北海道アイヌはオホーツク海岸や道東に多く住んでいて、流刑者は道南地方に追放されたので
道南はアイヌと和人の雑居地状態のようであったかもしれない。
1320年頃~この安藤氏がアイヌ人たちとの交易を行っていた。
<アイヌの歴史(p134) 明石書店 平山裕人/著 より>
鎌倉末期の14世紀前半から半ばころにはかなり多くの和人が特に渡島半島の南端に
定住するようになっていた。
<アイヌ民族の歴史(p100) 草風館 榎森進/著>
15世紀に入ると日本人の渡道は増加した。
東は太平洋岸に沿って鵡川(ムカワ)あたり、西は日本海に沿って余市付近まで日本人が居住するようになった。
北部東北地方と道南地方はたえず人の交流があり、13世紀~15世紀に至る日本人の渡道は
アイヌにとっては、こと新しい事件として受け止めることはなかった。
<アイヌ秘史(p96) 角川新書 桜井清彦/著>
参考にした文献より、はっきりとした時期はわからないですが、流刑地となり、その後交易が
行われていくうえでどんどん居住者も多くなっていったと思われます。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- アイヌの歴史平山 裕人/著明石書店 (p134)
- アイヌ秘史桜井 清彦/著角川書店 (p96)
- アイヌ民族の歴史榎森 進/著草風館 (p100)
- キーワード
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- アイヌ(アイヌ)
- 歴史(レキシ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000186723