レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年12月29日
- 登録日時
- 2015/12/29 11:34
- 更新日時
- 2015/12/31 11:18
- 管理番号
- いわき総合-地域384
- 質問
-
11世紀半ばの前九年合戦の第六陣司令官を務めた「班目四郎武忠」の歴史について調査している。
「班目氏」といえば、福島県を中心に活躍した武士群像であり、いまも福島県に多くの「班目氏」の方々が居住しているようです。
いわき市内に「班目氏」の武将の史料なり痕跡、伝承なり、情報があったら教えてほしい。
- 回答
-
『姓氏家系大辞典 第三巻』P5572下段に、「岩城郡泉田村庄屋・班目の由緒に…」と「古事考」の文が記されている。
『いわき市史』も調査したが、「班目氏」の史料、伝承などは確認できなかった。
- 回答プロセス
-
『いわき市史』に記述があれば、「班目氏」との関連性も確認できると考えられた。
「班目氏」は県内では白河との地縁がある氏と考えられる。
『白河結城家とその家臣たち』P79,4行目に「ここで、初めて纏まった家臣名がでてくる。班目、舟田、競石、和知、白坂がそれである。深谷賢太郎氏は班目氏は鶴生に、和知氏は泉崎郷の地頭代で、…」とある。
また、P105の追白河家臣録、宝暦以前の家臣士分 文化十五年御小姓以上40名の中に、「班目太郎左衛門基茂」の名がある。
『福島縣史料集成 第一輯』に収録されている「白河古事考」巻の三 結城歴世事實(上)P651班目安藝守座 P652「班目信濃守座」 P659に「班目十郎廣基」P664下段に「班目八右衛門」 P665下段に「班目信濃守」P668上1行目「白河の旗下大塚班目兄弟河東田評議す」P672上段「従輩家の子郎等班目十郎廣基が…」(下)、『福島縣史料集成 第四輯』「白河風土記」巻の四 P651下段に「班目信濃守則常の和尚…」
- 事前調査事項
- NDC
-
- 系譜.家史.皇室 (288 9版)
- 日本史 (210 9版)
- 参考資料
-
-
高橋崇 編 , 高橋崇. 古代の地方史 第6巻 奥羽編. 朝倉書店, 1978.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I038552317-00 (263p(K210.3/0/コ)) -
高村左文郎 著 , 高村, 左文郎, 1926-. 白河結城家とその家臣たち. 白河結城刊行会, 1979.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001438485-00 (請求記号:K288/タ) -
白河関物譚. 堀川久助, 1933.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000754673-00 (請求記号:K682/シ) -
福島県史料集成編纂委員会 編. 福島県史料集成 第1輯. 福島県史料集成刊行会, 1952.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000039-I001382347-00 (請求記号:K210.0/0/フ) -
福島県史料集成編纂委員会 編. 福島県史料集成 第4輯. 福島県史料集成刊行会, 1953.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000039-I001300043-00 (請求記号:K210.0/0/フ) - 姓氏家系大辞典 第三巻下 角川学芸出版 2012 (p5572下段 請求記号:K288)
-
高橋崇 編 , 高橋崇. 古代の地方史 第6巻 奥羽編. 朝倉書店, 1978.
- キーワード
-
- 班目氏
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 郷土 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000186699