レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年04月29日
- 登録日時
- 2015/12/11 10:49
- 更新日時
- 2016/10/08 11:51
- 管理番号
- 新門司30
- 質問
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解決
シーボルトが江戸に参府した際に、小倉(福岡県北九州市)で講演を行っていたかどうか知りたいのですが、そのような資料がありますか?
- 回答
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シーボルトは、1826年と1861年の2度江戸に参府していますが、2回目は海路を使用したため、小倉には立ち寄りませんでした。
一度目の参府の際、シーボルトは小倉に一泊半滞在しています。『シーボルト年表』によるとその時に行ったのは、石灰についての観察、ガン・カモ・ツルなど渡り鳥の捕獲、小倉藩の使者の来訪を受ける、小倉の市場、海峡の深度調査、コンパスや錘による観測、海峡渡航などです。
また、『ケンペルやシーボルトたちが見た九州、そして日本』には、さらに診察を受けに来た人を治療したという記述もありましたが、講演を行ったという記述はありませんでした。
複数の資料を調査しましたが、質問の回答となるような記述は見つからず、シーボルトが講演したという資料は提供できませんでした。
- 回答プロセス
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回答までにお時間をいただいたので、端末よりシーボルト関係の資料を検索し、他館から詳しい資料を取り寄せ、講演をした記述を探しました。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 『江戸参府紀行』 P79~89 ジーボルト/著 斎藤 信/訳 東洋文庫 平凡社 1967年3月出版 , ISBN 4-582-80087-4
- 『シーボルトの日本探険』 P196~198 布施 昌一/著 木耳社 1977年出版 (MARC番号 77-17840)
- 『シーボルト年表』 P32 石山 禎一/著 宮崎 克則/著 八坂書房 2014年1月出版 , ISBN 978-4-89694-166-1
- 『ケンペルやシーボルトたちが見た九州、そしてニッポン』 P73~94 宮崎 克則/編 福岡アーカイブ研究会/編 海鳥社 2009年8月出版 , ISBN 978-4-87415-727-5
- キーワード
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- シーボルト
- 小倉(福岡県 北九州市)
- 参府
- 講演
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000185471