レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年7月30日
- 登録日時
- 2015/12/09 12:24
- 更新日時
- 2017/08/04 13:51
- 管理番号
- 相大-H27-035
- 質問
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解決
日本におけるピル使用をめぐっての、フェミニズム内部の対立や論争について知りたい。
- 回答
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①『女の子からの出発』
②『ピルはなぜ歓迎されないのか』
③『資料日本ウーマンリブ史Ⅱ』
④『現代日本女性史』
⑤『フェミニズムの主張3 生殖技術とジェンダー』
⑥『産む産まないは女の権利か』
以上の資料を提供した。
- 回答プロセス
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①フェミニズムに関する棚367.1を直接確認し、下記を提供した。
『女の子からの出発』 長島世津子/著 丸善プラネット 2011 【s30857999 367.1】
p82-86 「ピル本当に解放のシンボル?」の項目にピルについての記載あり、提供した。
②R367の棚を直接探す。
『日本女性史大辞典』 金子幸子/他編 吉川弘文館 2008 【s25265612 R367.2】
p610 ピルの項目あり。日本では、エイズ流行や環境ホルモンを理由に何度も認可が延期され、1999(H11)年にようやく認可されたこと。また1970年代のウーマン=リブ運動の中でも「中ピ連(中絶禁止法に反対しピル解禁を要求する女性解放連合)」を除いて、多くの女性はピル解禁に積極的でないことがわかる。この資料より以下の参考文献を確認する。
③『ピルはなぜ歓迎されないのか』 松本彩子/著 勁草書房 2005 【s24993891 495.48】
ピルをめぐる歴史や背景についての記載あり、提供した。
『資料 日本ウーマン・リブ史Ⅱ』 溝口明代/他編 松香堂書店 1994
p244 中ピ連発足についての記事あり。「子産み選択の自由は、女に任された基本的権利であり、女が生まない権利を保障する、唯一の主体的避妊法はピルである。厚生省はピルを解禁せよ」と明確な主張を旗印にして中ピ連は活動を開始したとの記載があり、提供した。
④キーワード“家族計画”で検索したところ、下記がヒットする。
『現代日本女性史』 鹿野政直/著 有斐閣 2004 【s22045504 367.21】
p94-107 女性学・フェミニズムについての記載あり、提供した。またこの章で紹介されていた参考文献をいくつか確認する。
『フェミニズムの主張3 生殖技術とジェンダー』 江原由美子/他著 勁草書房 1996 【s19757939 367.2】
フェミニズム全般についての記載あり、提供した。
『産む産まないは女の権利か』 山根純佳/著 勁草書房 2004 【s22337745 367.1】
フェミニズムとリベラリズムについて記載あり、提供した。
以下は調査済み資料。
『家族計画への道』 荻野美穂/著 岩波書店 2008 【s26252650 498.2】
ピルに関しての記述なし。
注:【 】は自館の資料コードと請求記号
- 事前調査事項
- NDC
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- 家族問題.男性.女性問題.老人問題 (367 9版)
- 衛生学.公衆衛生.予防医学 (498 9版)
- 参考資料
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- 『女の子からの出発』 長島世津子/著 丸善プラネット 2011
- 『ピルはなぜ歓迎されないのか』 松本彩子/著 勁草書房 2005
- 『資料 日本ウーマン・リブ史Ⅱ』 溝口明代/他編 松香堂書店 1994
- 『現代日本女性史』 鹿野政直/著 有斐閣 2004
- 『フェミニズムの主張3 生殖技術とジェンダー』 江原由美子/他著 勁草書房 1996
- 『産む産まないは女の権利か』 山根純佳/著 勁草書房 2004
- キーワード
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- ピル
- フェミニズム
- ジェンダー
- 家族計画
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000185316