レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年03月20日
- 登録日時
- 2015/04/12 16:31
- 更新日時
- 2015/05/08 13:28
- 管理番号
- 蒲郡-2010-03201-般
- 質問
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解決
長唄「君が代松竹梅」の歌詞が知りたい
- 回答
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『長唄名曲要説 補遺』浅川 玉兎/著 日本音楽社に記載あり。
- 回答プロセス
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1.長唄をキーワードに自館OPACで検索。a『日本の伝統音楽』b『久保田万太郎全集15』がヒットするが、載っていない。
2.自館NDC768の棚を探すが見つからず。
3.お客様が急ぎではなかったので、愛知県図書館の横断検索を使い、何点か資料を取り寄せて、歌詞が載っている資料を貸し出すことになった。c『楽理と実技長唄の基礎研究』d『伝統芸能シリーズ1 日本舞踊 』e『伝統芸能シリーズ2 歌舞伎 』f『伝統芸能シリーズ6 邦楽』g『長唄名曲30選 上』h『長唄名曲30選 下』i『長唄名曲要説 [正]』j『長唄名曲要説 補遺』k『続長唄名曲要説』を手配。
4.届いた資料を見て、歌詞が載っていたjを提供した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 邦楽 (768 9版)
- 参考資料
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藤田‖洋. 伝統芸能シリーズ 第1巻 日本舞踊. ぎょうせい, 1989.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I013755040-00 -
和角仁 著 , 和角, 仁, 1932-. 歌舞伎. ぎょうせい, 1990. (伝統芸能シリーズ ; 2)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002033626-00 , ISBN 4324018111 -
杉昌郎 著 , 杉, 昌郎, 1934-. 邦楽. ぎょうせい, 1990. (伝統芸能シリーズ ; 6)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002051774-00 , ISBN 4324018154 -
奥村有敬 訳 , 奥村, 有敬, 1931-. 長唄名曲30選 上. 書肆フローラ, 2004.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007431614-00 , ISBN 490131405X -
奥村有敬 訳 , 奥村, 有敬, 1931-. 長唄名曲30選 下. 書肆フローラ, 2005.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007910630-00 , ISBN 4901314076 -
浅川玉兎 著 , 浅川‖玉兎. 楽理と実技長唄の基礎研究. 日本音楽社, 1974.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I001014095-00 -
浅川 玉兎/著 , 浅川‖玉兎. 長唄名曲要説 [正]. 日本音楽社, 1983.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I000629857-00 -
浅川 玉兎/著 , 浅川‖玉兎. 長唄名曲要説 補遺. 日本音楽社, 1979.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I000629863-00 -
浅川玉兎 著 , 浅川‖玉兎. 続長唄名曲要説. 日本音楽社, 1977.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I001016961-00 -
日本教育音楽協会 , 日本教育音楽協会 編. 教育音楽 14(7). 音楽之友社, 1970-07., ISSN 03887499
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000039-I000598178-00 -
久保田, 万太郎, 1889-1963. 久保田万太郎全集 第十五巻. 中央公論社, 1968.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000039-I000388102-00
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藤田‖洋. 伝統芸能シリーズ 第1巻 日本舞踊. ぎょうせい, 1989.
- キーワード
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- 長唄
- 君が代松竹梅
- 照会先
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- 愛知県立図書館
- さくらの風 http://www.geocities.jp/sakura_cerisier_kaze/sakuranokaze_030.htm (最終アクセス20150422)
- 寄与者
- 備考
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ネットで「君が代松竹梅 歌詞」のキーワードで検索。長唄の先生杵屋喜多佳さんのHP「さくらの風」でも歌詞を見つけた。
君が代は恵かしこき高砂の松の栄や限り知られぬ、いつまでも双葉離れぬ姫小松、
子(ネ)の日の遊び、たをやかに、曳くや緑の色添えて、実(ゲ)に豊なる三保浦(ミヲノウラ)。
たなびく霞、花降りて、雪をめぐらす白雲(ハクウン)の松吹く風か、音楽の声ぞ妙なる東歌(アズマウタ)
入(イ)る日、残れる松陰に天の羽衣まれに着て、色香ゆかしき霓裳羽衣(ゲイショウウイ)の曲をなし。
天つ御空(ミソラ)に乙女子が、鞨鼓を打って舞ふよ(マオウヨ)、迦陵頻伽(カリョウヒンガ)も
東遊びの駿河舞、おもしろや。
降り積む雪を踏み分けて、夜半(ヨワ)にや、君が通ひ路も井筒の陰のしのび逢い。
人目の関は超ゆれども、ゆるさぬものを下紐の、いつか、逢ふ瀬を一筋に、言葉の露の玉章(タマズサ)と、
競(クラ)べごしなる、振分髪の長かれと、契り嬉しき閨の風、洩れて浮き名の立つ日もあらば、末の世かけて、
睦まじや。
梅の数々、指折り添えて、数えかぞふる手鞠梅、空ものどかにやり梅や、着なす姿の鹿の子梅、
まだ、いとけなき、とりなりも、小梅降りよき八重梅の、誰(タ)が袖ふれし、匂い梅、
包むに余る恋風に、なびく心の枝垂れ梅、咲き初めしより、うぐいすの、いつか来なれて、ほの字とは、
放れぬ中じゃ、ないかいな、それへ、それそれそれ、そうじゃえ、賑わしや。
栄え、さか(コ)ふる常盤木は、千歳(チトセ)の松の色かえぬ、実に、また梅は花の兄、南枝(ナンシ)始めて
開きそめ、薫は世々に呉竹の、幾萬歳(イクバンゼイ)と限りなく、齢(ヨワイ)寿く、鶴亀の、
寿命長久繁昌(ジュミョウ チョウキュウ ハンジョウ)と、つきせぬ宿こそ、めでたけれ。
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000170699