レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013/10/26
- 登録日時
- 2015/04/02 00:30
- 更新日時
- 2015/04/03 00:30
- 管理番号
- 北方 14-0173
- 質問
-
解決
旧岩出山第10代藩主「伊達邦直」の名前の読み方。
「だて・くになお」と「だて・くにただ」どちらが正しいか。
布野栄一『本庄陸男の研究』では「だて・くにただ」となっている。
- 回答
-
『本庄陸男の研究』(参考資料7)
→「くにただ」と読ませる根拠となる文献が確認できず。
以下の資料に当たり、読み方を確認。
<「くになお」とあるもの>
・『北海道歴史人物事典』(回答資料1)
:p221-222「伊達邦直 だて くになお」
・『北海道大百科事典 下 た-わ』(回答資料2)
:p47-48「伊達邦直 だて くになお」
・『北海道史人名字彙 下 た?わ』(回答資料3)
:p81-85「だて-くになほ 伊達邦直」
・『北海道史人名辞典 第3巻 た-ふ』(回答資料4)
:pp54-59「だて-くになお 伊達邦直」
・『当別町史』(回答資料5)
:p21「未開の当別町を開拓した伊達邦直(くになお)は、」とある。
・『開拓の群像 上 大地にいどむ』(回答資料6)
:p95「当別開基/伊達邦直」の本文中、「伊達邦直(くになお)」とあり。
・『北海道に渡った仙台藩士たち』(回答資料7)
:p102「藩主伊達邦直(弾正)」に「だてくになお」のルビあり。
この他、『講談社日本人名大辞典』(回答資料8)、『新潮日本人名辞典』(回答資料9)、『国史大辞典 第9巻 たか-て』(回答資料9)も「だて・くになお」
<読みがななし>
・『伊達邦直の日記』(参考資料1)
・『水松の譜』上・下(参考資料2、3)
・『北の先覚 改訂版』(参考資料4)
・『とうべつ文庫 8 伊達邦直 岩出山の幕末維新』(参考資料5)
・『新北海道史 第3巻 通説』(参考資料6)
※「くにただ」の表記があるものは確認できず。
国立国会図書館の典拠データは「伊達,邦直 ダテ,クニタダ 1834-1841」だが、典拠の出典『伊達邦直の日記』の文中に読みは出てこない(北海道大学附属図書館もこれに準じている。)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 個人伝記 (289 7版)
- 参考資料
-
- 1 北海道歴史人物事典 北海道新聞社∥編 北海道新聞社 1993.7 281.03/HO p221-222
-
2 北海道大百科事典 下 た-わ 北海道新聞社∥編集 北海道新聞社 1981 031/HO/2 p47-48 -
3 北海道史人名字彙 下 た?わ 河野 常吉∥編著 北海道出版企画センター 1979 281.03/KO/2-ロ -
4 北海道史人名辞典 第3巻 た-ふ 橘 文七∥編修 北海道文化資料保存協会 1957 281.03/TA/3 p54-59 -
5 当別町史 当別町∥編 当別町 1972 215.52/TO p21 -
6 北海道に渡った仙台藩士たち 鈴木 常夫∥著 本の森 2005.3 334.5/HO/イ p102 -
7 開拓の群像 上 大地にいどむ 北海道総務部行政資料室∥編 北海道 1969 281.08/HO/1-イ p95 -
8 講談社日本人名大辞典 上田/正昭?[ほか]監修 講談社 2001.12 281.03/KO -
9 新潮日本人名辞典 新潮社辞典編集部∥編 新潮社 1991.3 281.03/SH -
10 国史大辞典 第9巻 たか-て 国史大辞典編集委員会∥編 吉川弘文館 1988.9 210.03/KO/9 p218 -
1 伊達邦直の日記 坂田 資宏∥著 北方文芸刊行会 1989.9 289/D -
2 水松の譜 上 坂田 資宏∥著 北方文芸刊行会 1987 289/D/1-イ -
3 水松の譜 下 坂田 資宏∥著 北方文芸刊行会 1988 289/D/2 -
4 北の先覚 高倉 新一郎∥著 新和 1987 281/TA -
5 とうべつ文庫 8 伊達邦直 岩出山の幕末維新 当別町教育委員会∥編 当別町教育委員会 1996 081.2/TO/8 -
6 新北海道史 第3巻 通説 北海道 北海道 1971 210.1/HO/3 -
7 本庄陸男の研究 布野栄一∥著 桜楓社 1972 910.268/HO
- キーワード
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- 伊達邦直
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事項調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000170249