レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/07/27
- 登録日時
- 2014/12/03 00:30
- 更新日時
- 2014/12/11 17:04
- 管理番号
- 6000008401
- 質問
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未解決
豊中市中桜塚1丁目付近に、七曲りと呼ばれている道があるが、これは正式な名称なのかどうか、またなぜこう呼ばれているのか知りたい。
- 回答
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中桜塚1丁目の道の名前の由来について明確に書かれた資料は発見できず。下記の資料を見ていただいた。
『日本国語大辞典 10』(小学館)p205「ななまがり 七曲」に「道や坂などが幾重にも折れ曲がっていること。また、そのところ」と記載があり。
『角川古語大辞典 第4巻』(角川書店)p817-818「ななまがり 七曲」には、同様の記載のほか、固有名詞的に用いることが多いとも記載があり。
『古代地名語源辞典』(東京堂出版)には、七曲りは載っていないが、七埼(「和名称」美濃国大野郡の郷名)について、「七」は数多いこと、との記載があり。七を数多い意味で使うのは奈良時代以降とのこと。
また、下記の資料に、中桜塚1丁目付近の道についての記載があり。「七曲り」は通称であると推察される。
「うどんとモダンー豊中市岡町における都市民俗誌のこころみー」(菊池 暁著『人文学報』京都大学人文科学研究所 第83号 2000年3月)http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/48538/1/83_195.pdf
p202に「岡町から曽根方面へぬける道はくねくねと曲がっており“七曲り”と俗称されていた。」と記述あり。
「わがまち とよなか再発見!!ちょっといい豊中見つけに行こかウォーク」(『とよなか環境ニュースレター 2009年(平成21年)冬号 №29(通巻第47号)』)
「萩の寺から細く何度も折れ曲がった道<通称七曲り>を通る道中は」と記載あり。
- 回答プロセス
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郷土資料の豊中市史等には記載なし。「わがまち とよなか再発見!!」にわずかに記載があることを発見する。
Googleで「豊中 七曲り」等で検索し、「うどんとモダンー豊中市岡町における都市民俗誌のこころみー」がヒット。
さらに地名関連の資料を調べた。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 『日本国語大辞典第10巻』小学館国語辞典編集部/編集(小学館)
- 『角川古語大辞典第4巻』中村 幸彦/編(角川書店)
- キーワード
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- 七曲り(ナナマガリ)
- 地名(チメイ)
- 歴史(レキシ)
- 豊中(トヨナカ)
- 中桜塚(ナカサクラヅカ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 庁内
- 登録番号
- 1000163924