レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年06月16日
- 登録日時
- 2014/06/20 12:38
- 更新日時
- 2015/03/04 18:31
- 管理番号
- 宇南14-00142
- 質問
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解決
北条政子時代の鎌倉幕府の場所はどこにあったか。
- 回答
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大蔵御所跡
「鎌倉幕府の三代将軍までが居した御所であり、源頼朝が鎌倉に入った1180年(治承4)から宇津宮辻子に御所が移転する1225年(嘉禄元)までの45年間、将軍の御所であった。」(『史跡で読む日本の歴史 6』p.12)
『寝殿造の研究 新装版』に「鎌倉幕府の将軍家御所を中心とする規模の考察」(p.726~p.748)を紹介した。p.732に「将軍源頼朝の第二期大蔵御所概状図(鎌倉幕府)」がある。
現在、鎌倉市雪ノ下3丁目
[追加事項 2014.6.21]
以下の資料により、承久元年12月に大蔵御所が焼失し宇都宮辻子御所に移る間に、二階堂大路に仮御所が設けられていたことがわかった。
・『武家の古都、鎌倉』「御所の移転」(p.11~p.15)
・『武家の古都「鎌倉」を歩く : ヴィジュアル版』「幕府の変遷」(p.88~p.90)
- 回答プロセス
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インターネットで鎌倉幕府跡と検索した。各サイトを見ると、「大蔵御所跡」「大蔵幕府跡」という言葉を見つけた。
また、源頼朝の大蔵御所跡(太田静六著『寝殿造の研究』より)という図をサイトで見つけたので、『寝殿造の研究 新装版』を調べた。
『鎌倉旧蹟地誌 全』(国立国会図書館デジタル化資料)のp.23に、大蔵幕府蹟の記載があった。
北条政子が1225(嘉禄元)年7月11日に死没していることも考慮した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 8版)
- 関東地方 (213 8版)
- 参考資料
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高橋, 慎一朗, 1964-. 史跡で読む日本の歴史 6. 吉川弘文館, 2010.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000010648675-00 , ISBN 9784642064149 -
太田静六 著 , 太田, 静六, 1911-2009. 寝殿造の研究 新装版. 吉川弘文館, 2010.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000010917870-00 , ISBN 9784642024761 -
山名留三郎 , 山名留三郎. 鎌倉旧蹟地誌 全. 冨山房, 1895.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I026889336-00 -
高橋慎一朗 著 , 高橋, 慎一朗, 1964-. 武家の古都、鎌倉. 山川出版社, 2005. (日本史リブレット ; 21)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007898831-00 , ISBN 4634542102 -
吉川弘文館編集部 編 , 吉川弘文館. 誰でも読める日本中世史年表 : ふりがな付き. 吉川弘文館, 2007.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000009094670-00 , ISBN 9784642014397 -
日本の歴史と文化を訪ねる会 [著] , 日本の歴史と文化を訪ねる会. 武家の古都「鎌倉」を歩く : ヴィジュアル版. 祥伝社, 2013. (祥伝社新書 ; 346)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I024938372-00 , ISBN 9784396113469
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高橋, 慎一朗, 1964-. 史跡で読む日本の歴史 6. 吉川弘文館, 2010.
- キーワード
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- 鎌倉
- 鎌倉幕府
- 大蔵御所
- 大蔵幕府
- 北条政子
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000154746