レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009年10月17日
- 登録日時
- 2014/03/27 00:30
- 更新日時
- 2014/05/24 23:00
- 管理番号
- A0007
- 質問
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解決
修学旅行先で現地の人々にインタビューをする前に、生徒にインタビューとはどのようなものか練習をさせたい。(高校2年国語の授業)
生徒からの質問
1.「中高生の頃に読んで印象強い作品は?」
2.「印象に残っている作品は?」
- 回答
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インタビューでの受け答えを通じて、生徒に紹介した本を展示した。
『言葉を考える-中学生の日本語探索-』 (石川直美著 渓水社 2007)
今回の授業担当教諭の著書。中学生がインタビューをおこなった過去の授業事例や、教科書におけるインタビューの扱いについてわかりやすく解説されている。インタビューとは、何のために聞くのか、何を尋ねたいのか、また質問内容の順番や、会場設営づくりの事例など、インタビューを実践をするうえでの理解と手順が網羅されている。
1.『ザ・ギバー-記憶を伝える者』(ロイス・ローリー著 講談社 1995)
職業もあらかじめ個々の能力に応じて与えられ、コミュニティには犯罪も飢餓もない理想のユートピア。しかし、自ら選択しながら人生を歩むこととは無縁の生き方や社会は、はたして本当に幸せな社会なのか・・・という問題をなげかける近未来ファンタジー。今回のインタビューの授業で、生徒から「中高生の頃に読んで印象強い作品は?」と尋ねられ、司書が答えた一作。
2.『よあけ』ユリー・シュルヴィッツ作・画 瀬田貞二訳 福音館書店 1977
絵本。唐の詩人、柳宗元の詩「魚翁」をモチーフに、ポーランド出身の画家が描いた作品。時間の流れとともに、静かに夜があけてゆくさまを、見事に描いている。今回の授業では、生徒のインタビューのなかで、「印象に残っている作品は?」と尋ねられ、司書がとりあげた1作。司書が海外で国際援助の仕事にたずさわっているときにも、現地に持参し”どんなにつらいことがあっても、この作品のように夜は明けるものだからと思った”というエピソードとともに紹介した。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 教育課程.学習指導.教科別教育 (375)
- 参考資料
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石川直美著. 言葉を考える-中学生の日本語探索-. 渓水社 . 2007
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008530031-00 , ISBN 9784874409589 -
ロイス・ローリー 作 , 掛川恭子 訳. ザ・ギバー : 記憶を伝える者. 講談社, 1995. (ユースセレクション)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002431403-00 , ISBN 4062616521 -
ユリー・シュルヴィッツ/著 , 瀬田 貞二/訳. よあけ. 福音館書店, 1989. (世界傑作絵本シリーズ・アメリカの絵本)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I013769167-00 , ISBN 4834005488
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石川直美著. 言葉を考える-中学生の日本語探索-. 渓水社 . 2007
- キーワード
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- インタビュー
- 修学旅行
- 国語教育
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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東京学芸大学「先生のための授業に役立つ学校図書館活用データベース」
A0007 高校2年国語事例
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 教員
- 登録番号
- 1000151264