レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2014/02/19 16:41
- 更新日時
- 2014/03/01 15:59
- 管理番号
- 2014.3-04
- 質問
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解決
コナン・ドイルの小説にもなった、無人で漂流していたメアリーセレスト号について知りたい。
- 回答
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『牧逸馬の世界怪奇実話』(牧 逸馬/[著] 島田 荘司/編 光文社 2003年)
本書は、牧逸馬が欧米の怪奇事件資料を集めて翻訳したものを、島田荘司がまとめたもの。その中に、マリー・セレスト号事件について書かれている。1872年、大西洋上でだれも乗っていないマリー・セレスト号が発見される。船にはどこにも異状はなく、ただ人がいないだけで、まるである瞬間に突如乗組員の全部が姿を消したものとしか考えられないような状態だった、とある。
『巨人ポール・バニヤン』(ベン・C.クロウ/編 西崎 憲/監訳 筑摩書房 2000年)
メアリー・セレスト号が棄船に至った理由として、以下の推測が述べられている。メアリー・セレスト号の積荷のアルコールが浸出、気化し船倉に充満したため、乗組員全員がボートに乗り移った。そして、本船とボートをつなぐロープが切れたため、全員が海を漂流し、救出されることはなかったというもの。
『世界不思議百科』(コリン・ウィルソン ダモン・ウィルソン/著 青土社 1989年)
「幽霊船メアリー・セレスト号の謎」では、海上の最大の謎とされるメアリー・セレスト号事件について記述あり。メアリー・セレスト号の謎を永続的にしたのは、コナン・ドイルである、と書かれている。
『ドイル傑作集 2 海洋奇談編』(コナン・ドイル/[著] 延原 謙/訳 新潮社 2007年)
巻末の解題によると、マリー・セレスト号の騒ぎを材料として、その解決を書いたのがこの本に収録されている「J・ハバクク・ジェフスンの遺書」である、と書かれている。
- 回答プロセス
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○伝説・民話をさがす
○小説を確認する
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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[牧逸馬] [著] , 島田荘司 編. 牧逸馬の世界怪奇実話. 光文社, 2003. (光文社文庫)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000004309766-00 , ISBN 4334735770 -
ベン・C.クロウ 編 , 西崎憲 監訳. 巨人ポール・バニヤン. 筑摩書房, 2000. (ちくま文庫. アメリカの奇妙な話 ; 1)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002940780-00 , ISBN 4480035931 -
コリン・ウィルソン/著 , ダモン・ウィルソン/著 , 関口 篤/訳. 世界不思議百科. 青土社, 1989.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I002236188-00 , ISBN 4791750187 -
コナン・ドイル [著] , 延原謙 訳. ドイル傑作集 2 (海洋奇談編) 46刷改版. 新潮社, 2007. (新潮文庫)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000009424664-00 , ISBN 9784102134122
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[牧逸馬] [著] , 島田荘司 編. 牧逸馬の世界怪奇実話. 光文社, 2003. (光文社文庫)
- キーワード
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- メアリー・セレスト号
- マリー・セレスト号
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000149418