レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年06月15日
- 登録日時
- 2014/02/11 12:00
- 更新日時
- 2014/05/02 11:47
- 管理番号
- 所沢本-2013-008
- 質問
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解決
鉢形城の武士団荒川衆を構成していた武士の名前や人数や編成について知りたい。
- 回答
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『埼玉大百科事典』1巻P82荒川衆の項に「鉢形城主北条氏邦に仕え榛沢郡荒川郷(現大里郡花園村)に住み、氏邦の家臣団を構成した武士たちの総称。・・・その頭領格は持田四郎左衛門である。衆の構成員は9人から12人で、天正4年(1576)軍制によれば、四郎左衛門をふくめて馬上すべき者3人、鎗を持つ徒士6人であった」との記載があります。
また、『武蔵武士』P162~187にも同様の記載があり、その後の調べで、『北条氏邦文書展 』P22、『新編埼玉県史 資料編 6』P434、P457にも記載がありました。
参考として『花園村史』に記述と「荒川衆一覧」(天成4、5、16年の構成と名前)の記載があるようです。(所沢市未所蔵、蕨市等所蔵)
- 回答プロセス
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1所蔵資料の内容確認
〇『埼玉大百科事典』1巻P82 荒川衆の項に「鉢形城主北条氏邦に仕え榛沢郡荒川郷(現大里郡花園村)に住み、氏邦の家臣団を構成した武士たちの総称。・・・その頭領各は持田四郎左衛門である。衆の構成員は9人から12人で、天正4年(1576)軍制によれば、四郎左衛門をふくめて馬上すべき者3人、鎗を持つ徒士6人であった」の記載あり。
〇『武蔵武士』P162~187 鉢形城について記載があり、P169に「荒川郷(現花園町)に在住した持田四郎左衛門を中心とした荒川衆は、持田一族とその家臣中嶋・大屋・河田らの9~12名から構成された小規模武士団であった。そして、馬上は2、3騎で、これは、持田一族で占められており、他はすべて鎗持の歩兵となっている。」と記載あり。
①後日調査による追加資料
〇『北条氏邦文書展 』P22 北条氏邦印判状の項に「榛沢郡荒川郷(現花園町)には、持田氏を中心とする小武士団荒川衆があった」とあり、印判状(写真あり)には、「鎗馬 もち田四郎さへもん 鎗 五郎二郎・・・」等の内容の記載あり。
〇『新編埼玉県史 資料編 6』P434 北条氏邦印判状の項に「(榛澤郡)荒河之郷 鎗馬上 もちた四郎左衛門 ・・・鎗 五郎二郎・・・」、P457に『北条氏邦文書展 』とほぼ同じ内容の記載あり。
②参考資料
〇『花園村史』P69~70に記述と「荒川衆一覧」の表あり。天成4、5、16年の構成と名前の記載あり。(所沢市未所蔵、蕨市等所蔵
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291 9版)
- 日本史 (210 9版)
- 関東地方 (213 9版)
- 参考資料
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埼玉大百科事典 1. 埼玉新聞社, 1981.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I000042321-00 -
福島正義 著. 武蔵武士 : そのロマンと栄光. さきたま出版会, 1990.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002080182-00 , ISBN 4878910402 -
埼玉県 編. 新編埼玉県史 資料編 6 中世 2 付録. 埼玉県, 1980.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I000970560-00 -
埼玉県立文書館 編. 鉢形城主北条氏邦文書展. 埼玉県立文書館, 1985.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I004029563-00
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埼玉大百科事典 1. 埼玉新聞社, 1981.
- キーワード
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- 荒川衆
- 鉢形城
- 北条氏邦
- 武蔵武士
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000149081