レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013/04/20
- 登録日時
- 2013/06/02 00:30
- 更新日時
- 2013/07/06 13:38
- 管理番号
- 6000011181
- 質問
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解決
診療報酬債権や介護報酬債権を活用した資金調達の手法について書かれた資料はあるか。譲渡担保とする手法、債権を売却する手法、SPCを利用した手法、信託銀行を利用した手法などがあるが、これらの手法について、それぞれのスキームの説明、メリット・デメリット、実行する場合の流れ、書類作成・登記などの具体的な手続き方法、根拠法、リスク等を網羅した資料を探している。
- 回答
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1冊でご要望の内容を網羅している資料の所蔵はなし。近隣自治体の所蔵資料等の取り寄せが可能な旨お伝えした。
- 回答プロセス
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498.1(病院経営)の書架を探し、内容を確認。
『医業経営者のための介護経営マニュアル』(日本医療企画)p124-125に「資金調達」の項があり、助成金や補助金を用いる方法のほか、SPCや証券の流動化への言及があるが、詳細な記載はない。
『実務者のための医療・介護経営用語事典』(法研)p164「診療報酬債権流動化」に、SPC(Special Purpose Company)に診療報酬債権を売却する手法について簡単な記載があり。また『だれでもわかる!医療現場のための病院経営のしくみ 2』(日本医療企画)p188-189「診療報酬債権を活用した資金調達」には、診療報酬債権担保融資と流動化についての簡単な記載があり。いずれも利用者の求める内容には届かず。
大阪府WEB-OPAC横断検索http://copac.library.pref.osaka.jp/cgi-bin/book.cgi や国立国会図書館サーチhttp://iss.ndl.go.jp/ などを検索したところ、下記の資料がヒット。内容は未確認だが、資料の取り寄せや有料での複写が可能な旨お伝えした。
大阪府立図書館所蔵資料
『病院ファイナンス』(医学書院)
『病院・クリニックの資金調達実践マニュアル』(ぱる出版)
『債権・動産・担保実務』(金融財政事情研究会)
『資産・債権の流動化・証券化』第2版(金融財政事情研究会)
『動産・債権譲渡登記の実務』補訂版(金融財政事情研究会)
大阪市立図書館所蔵資料
『病院の資金調達Q&A』(中央経済社)
国立国会図書館所蔵雑誌で、複写の取り寄せが可能な記事・論文
橋本円「債権流動化の新潮流 診療報酬債権流動化の概要と介護給付費債権流動化への応用」(『事業再生と債権管理』139号)
「病院の資金調達におけるメリット・デメリット」(『厚生サロン』360号)
鈴木寿一「広がりをみせる病院の資金調達手段」(『月刊金融ジャーナル』651号)
なお、『事業再生と債権管理』の当該号については大阪大学大学院法学研究科資料室(当市待兼山町)に所蔵があり。直接申込の上で閲覧も可能。
- 事前調査事項
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書店サイトでキーワード検索したが、該当なし。
- NDC
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- 衛生学.公衆衛生.予防医学 (498 9版)
- 経営管理 (336 9版)
- 金融.銀行.信託 (338 9版)
- 参考資料
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- 『だれでもわかる!医療現場のための病院経営のしくみ 2』木村 憲洋/編・著(日本医療企画) (p188-189)
- 『実務者のための医療・介護経営用語事典』医療介護コーディネーター協議会/監修(法研) (p164-165)
- キーワード
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- 病院経営
- 資金調達
- 流動化
- 債権
- 診療報酬
- 介護報酬
- 介護給付費
- 診療報酬債権流動化
- ビジネス
- 医療
- 経営
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000131920