レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/10/17
- 登録日時
- 2013/03/29 00:30
- 更新日時
- 2013/07/11 11:24
- 管理番号
- 千県東-2012-0001
- 質問
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解決
涅槃経の漢訳文が載っている資料が見たい。また涅槃経に出てくる「雪山偈」について詳しく書かれた資料はないか。
- 回答
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涅槃経の漢訳文が載っている資料は、以下のとおりです。
『大正新脩大蔵経 第1巻』p191‐207
『大正新脩大蔵経 第12巻』「大般涅槃経(四十巻)」p365‐604「大般涅槃経(三十六巻)」p605‐852
『新国訳大蔵経 涅槃部 1‐4巻』
雪山偈について書かれた資料については、『岩波仏教辞典 第2版』p607の「雪山偈(せっせんげ)」の項に、「雪山偈の名は大乗涅槃経巻14の説くところに由来する」との記述があります。同著p607「雪山童子」の項では「『三宝絵』上は本話を収め、中世物語『雪山童子』は本話を読み物風に書きやわらげたもの」との記述がありました。
また『日本仏教語辞典』のp407「雪山(せっせん)」の項で「『大般涅槃経』一三(正一二=六九一中~六九三中)に詳しい。」との記述があります。
涅槃経で「雪山偈」に当たる部分は以下のとおりです。
『大正新脩大蔵経 第12巻』
「大般涅槃経巻第一四」(四十巻版)p450
「大般涅槃経巻第一三」(三十六巻版)p691‐693
『国訳大蔵経 経部 第8巻』p515
なお「三宝絵」の「雪山童子」については以下の資料があります。
『新日本古典文学大系 31 三宝絵』p38
- 回答プロセス
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1.『大蔵経全解説大事典』『日本仏教全集叢書資料総覧 総索引編』で「大般涅槃経」を確認。『大正新脩大蔵経』第1巻、第12巻に所収とわかる。2.千葉県立図書館OPACでフルテキスト「涅槃経」で検索。3.『岩波仏教辞典』第2版「雪山偈」と『日本仏教語辞典』「雪山」を確認。
- 事前調査事項
- NDC
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- 経典 (183 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】『大正新脩大蔵経 第1巻』(大正一切経刊行会 1924)(9102385218)
- 【資料1】『大正新脩大蔵経 第12巻』(大正一切経刊行会 1925)(9102419998)
- 【資料3】『大蔵経全解説大事典』(鎌田茂雄[ほか]編 雄山閣出版 1998)(2100875843)
- 【資料4】『日本仏教全集叢書資料総覧 総索引篇』(小山田和夫[ほか]編 本の友社 1986)(2100536437)
- 【資料5】『新国訳大蔵経 涅槃部1 大般涅槃経(南本)』(大蔵出版 2008)(0106042637)
- 【資料6】『傍訳仏教経典大鑑』(池田勇諦監修 四季社 2011)(1102264405)
- 【資料7】『岩波仏教辞典』(中村元編 岩波書店 2002)(2101526275)
- 【資料8】『日本仏教語辞典』(岩本裕著 平凡社 1988)(2100016849)
- 【資料9】『新日本古典文学大系 31 三宝絵』(佐竹昭広[ほか]編 岩波書店 1997)(2100163002)
- キーワード
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- 経典(キョウテン)
- 大般涅槃経(ダイハツネハンギョウ)
- 雪山偈(セッセンゲ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 一般
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000129819