レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/03/09
- 登録日時
- 2012/11/04 02:00
- 更新日時
- 2012/11/04 02:00
- 管理番号
- 200122
- 質問
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解決
お正月に飾る門松の竹の先を、斜めに切っていないものがあると聞いたがどうしてか。
- 回答
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戦国時代、武田と徳川が戦いの中で正月を迎え、両軍とも門松を競って作った。徳川方は竹の先を斜めに切ったが、武田方は竹の節のところで平らに切り落とした。これを見た両軍は、お互いに相手をからかったという。
武田方で「松(徳川)枯れて、竹(武田)たぐひなきあしたかな」と言えば、徳川方では「松(徳川)枯れで、竹だ(武田)くび(首)なきあしたかな」とやり返したという。このことから、甲州では門松の竹の先を斜めに切ることを忌み嫌い、竹の先を平らにするようになったと言われている。
- 回答プロセス
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『定本柳田邦男集』の目次で門松について調べたが、竹の先にについての記述は、見つからなかった。この他380番台の資料を見たが、見つからなかった。
その後、武田氏に関わる話が由来となっていると聞いたので、地域資料の380番台を見ていったところ、該当資料が見つかった。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- やまなしの民俗 上巻
- 暮しに生きる日本のしきたり
- キーワード
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- 門松
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000113441