レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年07月29日
- 登録日時
- 2012/09/20 16:12
- 更新日時
- 2012/12/13 15:54
- 管理番号
- 埼久-2012-068
- 質問
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解決
個人宅地間の境界について、「くい」(「境界杭」)の勝手な移動・破壊を禁じる規定があるはずだが、根拠法令と解説を知りたい。
- 回答
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自館目録を〈境界 & 法律〉で検索した結果から刊行年の新しい資料を提供した。
『私道・境界・日照の法律相談』(野辺博編著 学陽書房 2011)
- 回答プロセス
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自館目録を〈境界 & 法律〉で検索し、ヒットした結果から現物を確認した。
『私道・境界・日照の法律相談』(野辺博編著 学陽書房 2011)
p156-「境界に関する刑罰規定」
事例「隣地との境界の目印であった境界木を隣人が勝手に切ってしまい、境界線がわからなくなってしまった例あり。
刑罰規定について、境界損壊罪(刑法262条2)及び不動産侵奪罪(刑法235条2)が挙げられており、解説もあり。
『境界をめぐるトラブル解決法』(芥川基著 自由国民社 1997)
p17-19 境界に関する刑法上の責任
『境界の法律紛争』(篠塚昭次〔ほか〕著 有斐閣 1997)
p20-22 境界に関する刑事責任
回答資料よりも詳細な記述あり。また測量標の保全について言及あり。
『新・判例コンメンタール刑法6』(大塚仁・川端博編 三省堂 1998)
p594-597 第262条の2 [境界損壊] 解説・判例4例の引用あり。
『土地・建物Q&A』(埼玉土地家屋調査士会編著 埼玉新聞社 1990)
p79-「隣接地との間の境界石が抜かれてしまった」が該当事例と思われるが、刑罰には触れていない。
「いったん確定した境界は、隣接地の地主の再度の立ち会いによる再度の承諾による以外は変えられるものではない」
「いきなり法的手段に訴えるのは控えた方がよいと思います」とあり。
- 事前調査事項
- NDC
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- 民法.民事法 (324 9版)
- 参考資料
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- 『私道・境界・日照の法律相談』(野辺博編著 学陽書房 2011)
- キーワード
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- 土地所有権
- 境界杭
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000111594