レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011/10/01
- 登録日時
- 2012/08/24 02:11
- 更新日時
- 2024/03/30 00:35
- 管理番号
- M11122714111803
- 質問
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アマガエルの視覚に関する情報と、何を基準にエサを判断しているかが知りたい。
- 回答
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資料①には、「カエルには静止しているどんな物体も見えず、壁にじっと止まっているハエが見えない。しかしハエが飛び立つやいなや、カエルはすぐに気付き、あっという間に舌で捕まえてしまう。カエルに静止した物が見えないのは、ヘルムホルツの仮説のとおり、変化しない刺激に神経が慣れてしまい、視覚系のニューロンが出力を調整してその入力に対する反応をやめてしまうためだ。このような神経活動の適応は、神経活動で消費するエネルギーを節約する半面、知覚認識を狭めてしまう」との記述がある。
資料②には、「カエルの視力は、動くものを捕らえる能力に特化しているため、動いているものしか捕らえられません」との記述がある。
資料③には、「アマガエルの食べ方は、まず、視野に動くものが入ると、獲物の正面にからだを向ける。あたりまえのようだが、これは重要だ。獲物を両目の視野に入れて、距離をはかるのだ。そして射程距離まで正面から近づき、大きな口をぱっくりと開ける。(後略)」との記述がある。
資料④には、カエルの捕食行動における視覚・運動と認知を取り扱っている。また、資料⑤には、カエルの視覚と逃避行動について紹介されている。資料⑥には、視覚の発生過程について扱っているがその中でカエルについても触れられている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 脊椎動物 (487 9版)
- 参考資料
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資料① S.マルチネス=コンデ,S.L.マクニック「眼球運動の不思議目の動きから心が見える」日経サイエンス第37巻第12号,日経サイエンス社,2007.参照はp.22.
資料② 星野一三雄『両生類・爬虫類のふしぎ』ソフトバンククリエイティブ,2008,206p.参照はp.62.
資料③ 秋山幸也『アマガエルのヒミツ』山と渓谷社,2004,96p.参照はp.76.
資料④ 松嶋隆二「視覚・運動と認知」電気学会誌 Vol.116 , No.5(1996) pp.275-278.
※Journal@rchiveにて閲覧可能(2011.10.01確認)
http://www.journalarchive.jst.go.jp/japanese/jnlabstract_ja.php?cdjournal=ieejjournal1994&cdvol=116&noissue=5&startpage=275
資料⑤ 塩入諭「視覚処理のインテリジェンス」日本印刷学会誌 Vol. 42 (2005) , No. 1 pp.2-9. ※J-STAGEにて閲覧可能(2011.10.01確認)
http://www.jstage.jst.go.jp/article/nig/42/1/42_2/_article/-char/ja
資料⑥ 上野山謙四郎「視覚の発生過程」日本視能訓練士協会会報 Vol.3 , No.2(1975)pp.2-6.
※Journal@rchiveにて閲覧可能(2011.10.01確認)
http://www.journalarchive.jst.go.jp/japanese/jnlabstract_ja.php?cdjournal=jorthoptic1972&cdvol=3&noissue=2&startpage=2
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資料① S.マルチネス=コンデ,S.L.マクニック「眼球運動の不思議目の動きから心が見える」日経サイエンス第37巻第12号,日経サイエンス社,2007.参照はp.22.
- キーワード
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- アマガエル
- 視覚
- 飼育
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2011122714130411803
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000110481