レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年05月08日
- 登録日時
- 2012/07/10 16:02
- 更新日時
- 2012/10/02 16:00
- 管理番号
- 埼熊-2012-099
- 質問
-
解決
歌舞伎「金閣寺」のストーリーが、わかりやすく書かれている資料がみたい。
- 回答
-
「祇園祭礼信仰記」および「歌舞伎・金閣寺」に関する、以下の資料を紹介した。
『歌舞伎鑑賞辞典』(水落潔著 東京堂出版 1993)
p69〈祇園祭礼信仰記〉の項に、「宝暦七年(1757)、中邑阿契(なかむらあけい)、豊竹応律(とよたけおうりつ)ら五人による合作の浄瑠璃。時代物、全五段だが、四段目の「金閣寺」のみ上演される。」とあり。全体の「あらすじ」や「みどころ」の掲載あり。
『国立劇場上演資料集388 祇園祭礼信仰記』(日本芸術文化振興会 1997)
p3-109〈祇園祭礼信仰記-金閣寺〉の上演年表、解説・梗概、見たまま、型、劇評、参考文献一覧あり。
特に〈あらすじ〉という項目だてはないが、p57-66「見たまま 金閣寺-明治四十四年六月歌舞伎座-」に、 「太鼓の音に鈴の音がからんで幕が明く。」から「絵面の通り極まりチョンと木の頭、刻む木と共に静かに鈍帳が下りる」と、舞台の始めから終わりまで登場人物のせりふ、動作の記述あり。
『歌舞伎ハンドブック』(藤田洋編 三省堂 2006)
p212〈祇園祭礼信仰記〉(本名題 祇園祭礼信仰記 通称 金閣寺)について、あらすじと見どころあり。
『歌舞伎事典』(服部幸雄〔ほか〕編 平凡社 1983)
p135〈祇園祭礼信仰記〉の項あり。
『歌舞伎事典』(山本二郎〔ほか〕著 実業之日本社 1972)
p43-44〈祇園祭礼信仰記〉の項あり。
『歌舞伎名作事典』(金沢康隆著 青蛙房 1982)
p94-96〈金閣寺〉についての記述あり。あらすじは25行ほど。
『日本戯曲全集 34 歌舞伎篇 34 太閤記狂言集』(渥美清太郎編 春陽堂 1931)
p2-106に〈祇園祭礼信仰記〉の項あり。うちp2が解題。p3-106が脚本。あらすじの記述なし。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
-
質問受付時に、「金閣寺」が、歌舞伎の演目〈祇園祭礼信仰記(ぎおんさいれいしんこうき)〉の中の一場面の通称ということを確認。
インターネット情報 《歌舞伎へのいざない「祇園祭礼信仰記」》
(http://www2.ntj.jac.go.jp/unesco/kabuki/jp/5/5_04_08.html 独立行政法人日本芸術文化振興会 2012/04/29最終確認)
- NDC
-
- 歌舞伎 (774 9版)
- 参考資料
-
- 『歌舞伎鑑賞辞典』(水落潔著 東京堂出版 1993)
- 『国立劇場上演資料集388 祇園祭礼信仰記』(日本芸術文化振興会 1997)
- 『歌舞伎ハンドブック』(藤田洋編 三省堂 2006)
- 『歌舞伎事典』(服部幸雄〔ほか〕編 平凡社 1983)
- 『歌舞伎事典』(山本二郎〔ほか〕著 実業之日本社 1972)
- 『歌舞伎名作事典』(金沢康隆著 青蛙房 1982)
- 『日本戯曲全集 34 歌舞伎篇 34 太閤記狂言集』(渥美清太郎編 春陽堂 1931)
- キーワード
-
- 歌舞伎
- 祇園祭礼信仰記
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000108360