レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009/03/01
- 登録日時
- 2012/01/14 02:00
- 更新日時
- 2012/04/10 15:37
- 管理番号
- 6000000041
- 質問
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解決
北摂の旧街道についての資料を探している。
- 回答
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●『大阪の街道と道標』
「他府県に通じる幹線の街道」「準幹線の街道」「比較的に短い補助的な街道」の3章立て、各16、31、28街道、計75項目について模写地図と道標(刻字情報あり)のイラストを添えてまとめられている。実際に歩いた視点からの記述もみられる。北摂エリアあり
●『大阪の街道』
「街道の歴史」「大阪の諸街道」の2章立て。索引あり。付録地図は大阪府白地図に街道線を引いた略図。
西国街道と能勢街道について収載。「起点と経路」「沿道点描」から成る。
●『角川日本地名大辞典27大阪府』p1781 近世主要交通図収載
能勢街道(別称として池田街道、銀山街道、馬街道)、西国街道、清坂街道(茨木街道とも)の項目あり
●『大阪府史 近世編Ⅰ』p517
「丹波亀山と大坂とを結ぶ街道として、清坂街道と能勢街道があった。『五畿内志』によると、清坂街道は大坂天満橋を起点とし、中津川の長柄の渡し、神崎川の吹田の渡しを経て、島下郡中河原で西国街道と交差し、老ノ坂山地の清坂峠(鳥居峠)を越えるもので、茨木街道とも称された。能勢街道は大坂天満橋を起点に北進し、池田を経て能勢郡吉野で丹波国に通じた。池田街道・銀山街道などとも呼ばれた。」
●『大阪府史 近世編Ⅱ』p226 「西国街道と宿場」
●『とよなか歴史・文化財ガイドブック』p76 「とよなかの街道」
豊中市内の道標を含む文化財ガイド。別添道路地図(豊中市)に西国街道、新旧能勢街道、新旧箕面街道、勝尾寺街道、山田道、桜塚街道、新旧吹田街道、三国街道、京街道、伊丹街道が表示されている。
●『能勢街道と岡町・豊中』
子ども向き。「近世の主な交通路(西国街道・神崎川と能勢街道・猪名川)と豊中地域」「豊中を南北につらぬいて通っていた能勢街道」「能勢街道を使って運ばれたもの」「寺や神社のお参りの道として使われた能勢街道」「能勢街道と結びついていた水路、猪名川と神崎川」「能勢街道で生まれた岡町」の6章立て
●『近世の大阪そして豊中、能勢街道』
「豊中地域の立地」「大阪北郊としての豊中」「史跡と神社」「岡町発展の背景」の4章から成り、能勢街道や西国街道との関わりへの言及もみられる。
●『新修豊中市史 社会経済』p133 図「近世豊中の村々と街道」に能勢街道、吹田街道、伊丹街道、箕面街道
●『豊中市の文化財 道標編』
「豊中の古道と道標」「能勢街道の道標」「箕面街道の道標」「勝尾寺街道の道標」「その他の道標」の各章から成る。道標の刻字情報あり。豊中市文化財保護委員鹿島友治氏の踏査と聞き取りをもとにまとめたもの
●『歴史の道調査報告書集成2 近畿地方の歴史の道2 大阪2』p259 報告書「西国・丹波街道」
「歴史の道調査の概要」「摂津の古道概観」「街道の現状」「考古学からみた摂津の古道」「古代中世の北摂山陽道」「摂津古道の原形 三嶋路と長尾の直道」「西国街道と津戸中道の建造物」「西国街道と能勢街道沿いの建造物」「摂津古道沿いの美術工芸品」「資料(一覧表)」付録地形図8枚から成る。
主に採りあげられているのは、西国路、亀山路、津戸ノ中道、天王嶺道、摺脛峠道、吉野嶺道、関明神越道、鳥居嶺道、横縦嶺道、長坂嶺道
●『北摂歴史散歩(高槻茨木島本編)』p68-70 「西国街道、『憩い』の芥川宿」
●『西国街道』
「山崎・高槻」「茨木・箕面」「池田・伊丹・西宮」3章構成。沿道の文物の今昔を紹介している。別添地図「西国街道」(A3版1枚。作図:小島友幸)あり
●「大阪春秋」10号大阪の道 前編 「グラビア なつかしき街道」(モノクロ写真)「大阪の街道地図」
同 11号大阪の道 後編 「西国街道と志多羅の神」
同 15号おおさかの寺院 「西国三十三箇所観音霊場巡礼」
同 17号北摂 前編 「西国街道点綴 箕面から伊丹まで」「幻の巡礼街道 秦野より池田まで」
同 56号おおさか歴史の散歩道 続編 「明治の枚方宿 引札のウオッチング」「西国街道あれこれ・野ざらしの文化財をたずねて」
同 66号おおさか歴史の散歩道 Ⅲ 「『能勢街道』を辿る 三国から石橋あたりまで」「能勢街道の道標をたずねて」「『亀岡街道』探索」
目次一覧はこちらhttp://homepage3.nifty.com/osaka-web-museum/m.htm
●「文化財ニュース」豊中市教育委員会
№14は「能勢街道よもやまばなし」と題して「起点から終点まで」「野みち山みち」「運ばれた品々」「沿道の商い」「信仰の道」「沿道の遺跡」各記事でまとめられている。道標のカラー写真あり
シリーズ「郷土の史跡探訪」能勢街道沿い№27前編№29中編№30後編 伊丹街道沿い№34
シリーズ「古文書の世界」にぎわう能勢街道№36
- 回答プロセス
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「北摂」が指す地域は資料によりさまざまだが、本件では比較的範囲をひろく、『角川日本地名大辞典27大阪府』の記述「豊能郡・池田市・豊中市・箕面市・三島郡・高槻市・茨木市・摂津市・吹田市の区域」と措定し、回答した。
- 事前調査事項
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大阪府立図書館HP大阪文献データベースで検索「能勢街道」…「グラフとよなか19」を含め9件該当資料あり
●『豊中市史 第2巻』p195 「交通の発達」
●『新修豊中市史 通史1』p698 「街道と物流」
「市域の代表的な街道に能勢街道・箕面街道・吹田街道・鎌倉街道(京街道)がある。能勢街道は大坂から淀川・神崎川を渡って豊中市域に入り、三国・服部・岡町をへて池田・能勢・多田銀山などへ向かう道で、池田街道・銀山街道とも呼ばれた。また能勢方面からの物産(米・酒・炭など)を運ぶ牛馬の往来が多かったので馬街道ともいった。」p698
「箕面街道(旧道)は長興寺村付近で能勢街道から分かれて北上し箕面へ至る道で、箕面山参詣の道として利用された。現在の箕面街道は明治期に付け替えられた新道である。」p699
「吹田街道は能勢街道を服部(服部天神より少し南)付近で東に分かれて入る道である。住吉神社の南を通り、西福寺を過ぎた辺りで少し北上し、高川の手前で三国街道と交わり、吹田方面へと続く。日の出る方向に向かうので伊勢参りにも利用された。また上新田村から高川の堤に沿って三国に向かう三国街道は、上新田村などからの農作物(筍など)を運ぶ道であった。鎌倉街道は椋橋総社付近から東へ進んで能勢街道に合流する道で、尼崎方面との往来に用いられた。鎌倉街道という名前の由来は、中世に椋橋庄からの物資を鎌倉へ運ぶ道として使われたからだといわれている。椋橋庄は現在の庄内地区から旧猪名川を挟んで尼崎市戸ノ内一帯にあった荘園である。」p700
●『新修豊中市史 民俗』p427 「能勢街道・伊丹街道(市役所通り)沿いの店」 昭和30年代~40年代の岡町商店街の様子
●『能勢町史』第5巻p295
資料編民俗の第4章は「交通」と題され、「諸街道」(能勢街道、丹州街道、三田街道、亀山道、妙見道)「丹州・能勢街道を歩く」「道標」の各節から成る。
●『街道の日本史33大坂 摂津・河内・和泉』p7-16 「西国街道・中国街道と北摂への往来」
●『道しるべ・大阪 旧街道をめぐって 北大阪編』大阪府通商観光課
「西国街道をめぐって」「東海自然歩道のコース周辺」「京街道と淀川をめぐって」「淀川の舟運」「東高野街道をめぐって」「三丹への道をめぐって」から成る。周辺の歴史、史跡等ガイドブック
●『日本の旧街道ウォーキングガイド 西日本編』 北摂エリアなし
●『図説北摂の歴史』p182 「人と物資と信仰の往来 能勢街道と道標」に「能勢街道概略図」収載
●『図説大阪府の歴史』p188 「街道と宿場町」の項に「近世主要交通図」(摂河泉)収載
●『わがまち茨木 道標編』増補版
西国街道、亀岡街道、清阪街道、妙見街道、茨木街道、茨木街道支線、道祖本街道(巡礼街道)、高槻街道、枝切街道にゆかりのある道標についてまとめられている。刻字情報あり
●『阪急沿線歴史街道図鑑 人物編』
京都線沿線(東山、北山、嵐山、伏見~宇治、乙訓、高槻~茨木、吹田~東淀川)、宝塚線沿線(梅田~大阪城、池田)、神戸線沿線(伊丹~尼崎、西宮、芦屋~岡本、御影~六甲、三宮)ごとの観光歴史ガイドマップ。エリアマップに一部街道表記あり。
●『日本古代道路事典』p13-16 「畿内の主要道路図」(作図:木下良)「日本全国の主要道路図」(作図:木下良)
旧分国ごとと宮都(8項)とに分けて記載。摂津国、河内国の項目に山陽道の記述がみられる。主に駅路や古代官道、交通関連遺跡について。索引なし
●『とよなか探訪 ぶらり史跡たずねて』
●『豊嶋文化1~5号』 第5号p35 および『昔の豊中』p15 「交通の発達」
●『吹田市史 』第2巻p124 「陸路と水運」
●塩田豪一『能勢の峠道』
- NDC
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- 交通史.事情 (682 9版)
- 参考資料
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- 『大阪の街道と道標』 武藤 善一郎/著 (サンライズ出版)
- 『阪急沿線歴史街道(ガイド)図鑑(マップ) 人物編』阪急電鉄株式会社コミュニケーション事業部/企画・編集・著 (阪急電鉄株式会社コミュニケーション事業部)
- 『大阪の街道』 神野 清秀/著 (松籟社)
- 『北摂歴史散歩』 横山 高治/著 (創元社)
- 『大阪府の歴史散歩 上』 大阪府の歴史散歩編集委員会/編 (山川出版社)
- 『能勢街道と岡町・豊中』 新開 惟展/著 (おかまち・まちづくり協議会)
- 『近世の大阪 そして 豊中、能勢街道』 脇田 修/[述] (豊中駅前まちづくり協議会)
- 『歴史の道調査報告書集成2』 服部 英雄/編集委員 (海路書院)
- 『西国街道』 (向陽書房)
- 『豊中の史跡たずね描き』 福西 茂/著 (豊中市立教育研究所)
- 『日本の旧街道ウォーキングガイド西日本編』 日本歩け歩け協会/編 (実業之日本社)
- 『豊中市の文化財 道標編』 豊中市文化財保護委員会/編集 (豊中市教育委員会)
- 『とよなか探訪史跡マップ』 (豊中市教育委員会)
- 『豊嶋文化第1号-第5号』 豊中郷土文化研究会/編
- 『豊中市史本編 第二巻』 豊中市史編纂委員会/編 (豊中市)
- 『とよなか歴史・文化財ガイドブック』 (豊中市教育委員会生涯学習推進室地域教育振興課)
- 『街道の日本史33 大坂 摂津・河内・和泉』 (吉川弘文館)
- 『日本古代道路事典』 (八木書店)
- 『大阪市の旧街道と坂道』増補再版 (大阪市土木技術協会・大阪都市協会)
- 『わがまち茨木 街道編』 (茨木市教育委員会)
- キーワード
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- 北摂
- 旧街道
- 豊中
- 地図
- 道標
- 歴史
- 街道
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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『大阪の街道と道標』
竹内街道、長尾街道、竜田越奈良街道、暗越奈良街道、東高野街道、西高野街道・高野街道、京街道、西国街道、山陽道、清坂街道、摂丹街道、能勢街道、熊野街道、紀州街道・孝子越街道・大川峠越、岩船街道、守口街道・清滝街道。
古市街道、信貴山街道、俊徳街道・十三越街道・おおと越・立石峠越、鳴川峠越、辻子峠越、竜間越古堤街道、傍示越街道、田辺街道(尊延寺越街道)、荒坂街道、八尾街道、河内街道、枝切街道、下高野街道、中高野街道・放出街道、富田林街道・水越峠越、父鬼街道、河泉街道、和泉街道、上神谷街道、平石峠街道、千早街道、水間街道、葛城街道、牛滝街道、粉河街道、根来街道、高槻街道、丹州街道、真上街道、亀岡街道、丹波街道古道。
ひるめ道、五十村道、北八尾街道、交野街道、山根街道、四十箇街道、茨田街道、桑津街道・田辺街道、鶴橋街道、大阪市内北部の街道、吹田街道、茨木街道、枚方街道、富田街道、道祖本街道、前島街道、柳谷観音道、山田街道、勝尾寺街道、箕面街道、高山街道、明月峠街道、園部街道、松尾谷街道、槙尾山街道、桧原越、巡礼道、葛城28越の道。
[葛城28越の道の内訳は深山越(大川峠)、西畑越、木之越、孝子越、鳴滝越、井関越、雄ノ山越、風吹越、馬目越、五本松越、葛城越、鍋谷越、七越越、桧原越、蔵王越、九重越、紀見峠越、大沢越(行者杉峠)、千早越、水越越、布施越、平石越、竹内越、岩屋越、穴虫越、関屋越、送迎越(ヒルメ)、国分越。うち雄ノ山越、馬目越、五本松越、蔵王越、九重越、布施越、関屋越は項目立てなし]
『大阪の街道』
竹内街道、長尾街道、熊野街道(小栗街道)、東高野街道、西高野街道、西国街道、京街道、紀州街道、中国街道、能勢街道、丹州街道、亀岡街道、清坂街道、磐船街道、河内街道、守口・清滝街道、古堤街道、暗越奈良街道、俊徳・十三街道、中高野街道、奈良街道、富田林街道、父鬼街道、粉河街道、孝子越街道
『歴史の道調査報告書集成2 近畿地方の歴史の道2 大阪2』
傍示越道、岩舟越道、清瀧越道、中垣内越道、暗嶺道、十三嶺道、立石嶺道、信貴越道、亀瀬越道(以上、報告書「奈良街道」)
京路、荒坂嶺道、尊延寺越道、河内街道(以上、報告書「京街道」)
西国路、亀山路、津戸ノ中道、天王嶺道、摺脛峠道、吉野嶺道、関明神越道、鳥居嶺道、横縦嶺道(以上、報告書「西国・丹波街道」)
葛城修験の路、西国33所巡礼の路、淀川の渡し場ほか(以上、報告書「宗教の路・舟路」)
『大阪市の旧街道と坂道』
京街道、亀岡街道、中国街道、大和田街道、能勢街道・山田街道、奈良街道、暗越奈良街道、古堤街道、俊徳街道、熊野街道、紀州街道、庚申街道、下高野街道・中高野街道、上町大地の坂道
『わがまち茨木 街道編』
西国街道、亀岡街道、清阪街道、妙見街道、茨木街道、茨木街道支線、道祖本街道、高槻街道、枝切街道、中春日街道、山家街道、馬街道、福井街道、富田街道、乙辻街道、妙見街道支線、塚原街道、車作より余野に至る道、丸岡街道、総持寺太田線
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000099722