1.『新纂大日本続蔵経 第67巻』(西義雄/監修 国書刊行会 1986.7)
に「丹霞淳禅師(たんかじゅんぜんじ)頌古虚堂集」が収録されているので見てもらう。
2.中央図書館所蔵資料では『新纂大日本続蔵経 第12巻』(河村孝照/編集主任 国書刊行会 1975)
に「大仏頂如来密因修証了議諸菩薩万行首楞厳経」が収録されている。
「楞厳経」は『大正新脩大藏經 第18巻-第21巻 密教部 2(1), (2)』(大正一切經刊行會 1928.4-1928.10)
に収録されている。
(回答プロセス)
1.NDL-OPACで「丹霞」を検索。
ヒットした資料の内容細目を「丹霞」で検索し、上記資料にたどり着く。
『禅学大辞典』(駒沢大学内禅学大辞典編纂所/編 大修館書店 1978)
p.834に「丹霞淳禅師頌古百則(たんかじゅんぜんじじゅこひゃくそく)」の解説がある。
「一巻。曹洞宗、芙蓉道楷の方を嗣いだ丹霞子淳が、曹洞系禅者に重点をおいた古則一〇〇則を集め頌したもの。単独で行われたか否かは不明であるが、のちに林従倫はこれに示衆・著語・評唱を付し[虚堂集](六巻)として刊行する。[丹霞淳禅師語録](下)に収録する「頌古」と[虚堂集]のそれとは則の順を異にする。」
「丹霞淳禅師頌古百則」というタイトルの書物ではないが、その書物の内容が「虚堂集」に収録されているので、「虚堂集」を提供した。
2.「楞厳経」の漢字の読みが分らないので、
『日本仏教全集叢書資料総覧 総索引篇』(小山田和夫/[ほか]編 本の友社 1986.12)
部首索引 四画から「楞厳経」を引くと、「大仏頂如来密因修証了議諸菩薩万行首楞厳経」を見よとの表記があり、再度『日本仏教全集叢書資料総覧』で引くと、
『大正新脩大藏經 第18巻-第21巻 密教部 2(1), (2)』(大正一切經刊行會 1928.4-1928.10)
に収録されていることがわかる。(中之島図書館で所蔵)
中央図書館の所蔵する資料で収録されているものを探すと、「楞厳経」そのものではないが、『新纂大日本続蔵経 第12巻』に「楞厳経合論」等が収録されていることが分り、こちらを閲覧してもらう。
「楞厳経」の解説について
『大蔵経全解説大事典』(鎌田茂雄/[ほか]編 雄山閣出版 1998.8)
の全典籍索引を「大仏頂如来密因修証了議諸菩薩万行首楞厳経」で引くと、
「だいぶつちょうにょらいみつちんしゅうしょうりょうぎしょぼさつまんぎょうしゅりようごんきょう」とあり、p.279に解題あり。
また、『 一切経解題辞典』 鎌田茂雄/総監修 大東出版社 2002.3
p.244「楞厳経」の解題あり。
NDL-OPACで「楞厳経」を検索。
ヒットした資料の内容細目を「楞厳経」で検索し、上記資料にたどり着く。