レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年08月24日
- 登録日時
- 2011/10/27 18:04
- 更新日時
- 2012/03/27 17:42
- 管理番号
- 名古屋市鶴-2011-031
- 質問
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解決
名古屋の方言の研究史や変遷について書かれた本があれば教えてほしい。
- 回答
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都道府県別にどのような方言書目や方言論文があるか調べることができる資料として『20世紀方言研究の軌跡 文献総目録』(日本方言研究会/編 国書刊行会 2005年)があります。また、研究史や変遷の概要については下記の資料が参考になります。
・『尾張近辺を主とする近世期方言の研究』(彦坂佳宣/著 和泉書院 1997年) → 近世期前後の尾張近辺の言語状況についての研究史がまとめられています。また、近世後期を中心とする尾張地方の方言資料(資料名、年代、作者、体裁・翻刻本など)の一覧があります。
・『講座方言学 6 中部地方の方言』(国書刊行会 1983年) → 芥子川律治による「愛知県の方言」の研究史があります。
・『江戸時代の名古屋方言 (文化財叢書41)』(芥子川律治/著 名古屋市教育委員会 1966年) → 「時代的に見た名古屋方言」(江戸時代における名古屋ことばの成立変遷)と、「階層的に見た名古屋方言」(武士、上町の町人、下町の庶民)について述べられています。
・『随筆名古屋言葉辞典 なごや言葉百年史』(山田秋衛/編著 泰文堂 1961年) → 後記部分で名古屋の土着人口と外来人口の比率による方言の変化について述べられています。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 方言.訛語 (818 9版)
- 参考資料
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- 『20世紀方言研究の軌跡 文献総目録』 日本方言研究会/編 国書刊行会 2005年 p.116-119,676-686
- 『尾張近辺を主とする近世期方言の研究』 彦坂佳宣/著 和泉書院 1997年 p.4-15
- 『講座方言学 6 中部地方の方言』 国書刊行会 1983年 p.209-212
- 『江戸時代の名古屋方言 (文化財叢書41)』 芥子川律治/著 名古屋市教育委員会 1966年 p.3-31
- 『随筆名古屋言葉辞典 なごや言葉百年史』 山田秋衛/編著 泰文堂 1961年 p.224-234
- キーワード
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- 言葉-名古屋市
- 名古屋ことば
- 名古屋言葉
- 名古屋弁
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 学生
- 登録番号
- 1000093738