レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年07月23日
- 登録日時
- 2011/09/20 15:38
- 更新日時
- 2011/12/13 17:39
- 管理番号
- 埼熊-2011-083
- 質問
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解決
「藁草履」を含む島崎藤村の初期作品の中で馬が象徴するものとは何か。
- 回答
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島崎藤村の初期作品の中で馬が象徴するものについて、直接の回答となるような記述は見つらなかった。
参考までに、「藁草履」の解説のある以下の資料を紹介した。
『島崎藤村事典』(伊東一夫編 明治書院 1982)
p46「馬」の項
「動物の中でもっとも多用され、関心の度が強い。(中略)シェイクスピアの作品や中国文学に登場する馬の間接的影響も加わって、初期の作品には強く反映している。」と記述あり。
『島崎藤村 日本文学研究資料叢書』(日本文学研究資料刊行会編 有精堂出版 1971)
p147「藤村と「旧主人」「藁草履」」高橋クニ子著(『解釈と鑑賞』昭和31年3月号転載)の中に、
「「藁草履」のモチーフはただに野生の情熱のはげしさを描こうとしている所にあると思われる。(中略)藤村はこの若駒のごとき情熱を心猿と呼びそれを詩に於いて高らかに讃美し肯定している。(以下略)」などの記述あり。
『明治の文学 16 島崎藤村』(坪内祐三編 筑摩書房 2002)
p428-436 作品の解説あり。
『土とふるさとの文学全集 5 反骨の路線』(臼井吉見〔ほか〕編 家の光協会 1976)
p519-520 作品の解説あり。
- 回答プロセス
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『島崎藤村文芸辞典』(実方清著 清水弘文堂書房 1979)
「藁草履」の作品解説および「馬」に関する項目なし。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本文学 (910 9版)
- 参考資料
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- 『島崎藤村事典』(伊東一夫編 明治書院 1982)
- 『島崎藤村 日本文学研究資料叢書』(日本文学研究資料刊行会編 有精堂出版 1971)
- 『明治の文学 16 島崎藤村』(坪内祐三編 筑摩書房 2002)
- 『土とふるさとの文学全集 5 反骨の路線』(臼井吉見〔ほか〕編 家の光協会 1976)
- キーワード
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- 島崎 藤村(シマザキ トウソン) (1872-1943)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000091164