レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年03月21日
- 登録日時
- 2011/04/02 14:27
- 更新日時
- 2011/04/07 11:14
- 管理番号
- 福井県図-20110321
- 質問
-
解決
曹洞宗と臨済宗のまつり方の違いについて知りたい。→レファレンスインタビューにより、臨済宗のあるお寺に仏さまがまつられていたが、禅宗は本尊を持たなかったはず。臨済宗としては、本尊をどのように定めているのかが知りたい。とのこと。
- 回答
-
『うちのお寺は臨済宗』p.12には、「臨済宗に限らず禅宗では特定の本尊を立てない。これは「人間は生まれながらにして仏性をもち、本来みな清浄である」という、お釈迦さまの悟りの体験を自己の内に自覚することを重視しているためだ。そのため本尊にこだわりはなく、仏殿正面には、釈迦如来像、また、そのお寺の縁によって、大日如来、薬師如来、観音菩薩、文殊菩薩などをまつっているところもある。脇には禅宗の始祖達磨大師像、開山祖師の像などがまつられている。」とありました。
- 回答プロセス
-
1.まつり方の違いについて知りたい、との質問だったため、『うちのお寺は曹洞宗』『うちのお寺は臨済宗』の本を書架からとってきた。
2.仏壇でのまつり方について、電話で回答すると、まつり方の違いではなく、京都の南禅寺に行ったときに、仏様がまつられていたが、本来禅宗は本尊を立てないはずなのに、なぜだろうかと思ったので、質問したとのこと。
3.『うちのお寺は臨済宗』の本尊についての記述のところを読み上げて回答とした。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 各宗 (188 8版)
- 参考資料
-
- 『うちのお寺は曹洞宗』1997 双葉社 ISBN:4-575-28794-6 (資料コード:1012937411 請求記号:188.8/ウチノ)
- 『うちのお寺は臨済宗』1997 双葉社 ISBN:4-575-28752-0 (資料コード:1012893515 請求記号:188.8/ウチノ)
- キーワード
-
- 臨済宗
- 本尊
- 南禅寺
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000084260