レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010/11/06
- 登録日時
- 2011/03/22 02:13
- 更新日時
- 2011/06/06 11:22
- 管理番号
- 埼熊-2010-092
- 質問
-
解決
「金縛り」とはどういう現象なのかわかる資料が読みたい。意識がはっきりしていながら体が動かないということを聞いた記憶があるが、科学的に状態や原因を説明している資料が読みたい。深層心理など心理的なものと関連があるのかわかればなおよい。
- 回答
-
解説のあるものとして次の資料を紹介する。
『ホントにあるの?ホントにいるの? ウソ?ホント?「ふしぎ」を科学しよう』(安斎育郎編著 かもがわ出版 2010)
p32-35「金縛りはどうして起きるの?」という章に、分りやすい解説がある。
『怪談の心理学 学校に生まれる怖い話(講談社現代新書1223)』(中村希明著 講談社 1994)
p117-144「新しい学校の怪談「金縛り」~睡眠の異常心理学」の章があり、金縛りの正体は、入眠直後から出現する特殊なREM期にすぎない(p126)ことが大脳生理学から解明されている等、昔からの研究を含めての解説がある。
『睡眠障害(講談社現代新書1514)』(井上昌次郎著 講談社 2000)
p152-154に、医学上、「睡眠障害」の一つ「睡眠麻痺」に分類され、症状や素因、条件による発生頻度の違いなどについて説明がある。
- 回答プロセス
-
自館目録を〈カナシバリ〉〈金縛り〉〈かなしばり〉〈金しばり〉等のキーワードで全項目検索した。
ヒットしたもの中から、現象の説明、あるいはその要因について記述のある調査する。
『ホントにあるの?ホントにいるの? ウソ?ホント?「ふしぎ」を科学しよう』(安斎育郎編著 かもがわ出版 2010)
『睡眠障害(講談社現代新書1514)』(井上昌次郎著 講談社 2000)
に該当の記述あり。
書架を調査する。
分野では医学のNDC分類〈493.7〉(神経科学・精神医学)、心理学のNDC分類〈145〉(異常心理学(潜在意識・夢))、NDC分類〈147〉(超心理学)が考えられる。
このうち、自館で所蔵しているNDC分類〈1類〉の資料を調査する。
NDC分類〈147〉は該当するものが見つからず。
NDC分類〈145〉の書庫から下記の1冊が見つかる。
『怪談の心理学 学校に生まれる怖い話(講談社現代新書1223)』(中村希明著 講談社 1994)
- 事前調査事項
- NDC
-
- 超心理学.心霊研究 (147 9版)
- 参考資料
-
- 『ホントにあるの?ホントにいるの? ウソ?ホント?「ふしぎ」を科学しよう』(安斎育郎編著 かもがわ出版 2010)
- 『怪談の心理学 学校に生まれる怖い話 (講談社現代新書1223)』(中村希明著 講談社 1994)
- 『睡眠障害 (講談社現代新書1514)』(井上昌次郎著 講談社 2000)
- キーワード
-
- 睡眠
- 睡眠障害
- 金しばり
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000082483