レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年11月12日
- 登録日時
- 2010/11/12 13:06
- 更新日時
- 2016/08/20 12:27
- 管理番号
- 町田-049
- 質問
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解決
石鹸の工業的な製造過程を知りたい。
- 回答
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牛脂、やし油などの動植物系の油脂系を主とするものと石油系を主とするもの、この両系共通のものの3つに大別できる。これらに苛性ソーダを加え、中和させて乾燥するのが石鹸の製造法であるが、工業的には各種脂肪酸や油脂を高圧還元したアルコールを原料にした硫酸エステルを苛性ソーダと中和して界面活性剤とする合成洗剤が主流となっている。
- 回答プロセス
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・一般的な石鹸の製造方法を知るために『はじめての手作り石けん』『やさしい石けんのつくりかた』
・グーグルより『石鹸百科』のうち石鹸の製造方法(1) 鹸化法と中和法
http://www.live-science.com/honkan/soap/soapmanufact02.html (2011.2.25 確認)
・『14102の化学商品』(R570.3)に石鹸の項なし。陰イオン界面活性剤のうちカルボン酸塩の項に脂肪酸石けんについての説明あり。
・『花王石鹸五十年史』(R576)P.27~ 産業革命期の石鹸製造工程が詳述されている。
・『花王石鹸八十年史』(R576)P.146 主要製品工程図により当該社の製品各種の製造工程が図解。動植物系油脂と石油系原料を主とするものとに大別される。
・現在は工業的には石鹸よりも合成洗剤の製造が主流になっている。
- 事前調査事項
- NDC
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- 油脂類 (576)
- 参考資料
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- 『花王石鹸八十年史』 花王石鹸株式会社資料室編 花王石鹸株式会社発行 (1971)
- 『花王石鹸五十年史・復刻版』 小林良正・服部之総著 花王石鹸株式会社発行 (1978)
- 『やさしい石けんのつくりかた』 浅野さおり著 文藝春秋(2010)
- 『はじめての手作り石けん』 小幡有樹子著 学習研究社(2004)
- 『14102の化学商品』 化学工業日報社発行 (2002)
- キーワード
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- 石鹸
- 苛性ソーダ
- 界面活性剤
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 製法
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000073374