レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2010/09/17 17:02
- 更新日時
- 2012/12/26 14:09
- 管理番号
- 若松一般 104
- 質問
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解決
重金属が体に及ぼす被害について知りたいのですが、参考になる資料はありませんか。
- 回答
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重金属の種類別に被害を調べてみると、鉛は流産や死産の原因となり、胎児の神経や行動の発達にも永続的に影響を及ぼします。
水銀は主に発達中の脳を攻撃し、若干の発達遅滞から重度の脳性麻痺、言語障害、記憶障害など様々な障害が生じます。これは水俣病の原因物質として有名です。
カドミウムはまず腎臓に悪影響を及ぼし、腎臓障害を引き起こします。さらに甲状腺にも影響し、骨粗しょう症のような状態になって骨が折れやすくなります。これはイタイイタイ病の原因物質です。
このように重金属の種類によって体に及ぼす被害に違いがあります。
- 回答プロセス
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まず、重金属について『世界大百科事典 13』で調べると、鉄、マンガン、鉛、銅、銀などを指すことがわかりました。
次に“重金属”のキーワードで検索すると、『土壌・地下水汚染-広がる重金属汚染-』にあたりました。
人体に被害を及ぼした結果、“水俣病”や“イタイイタイ病”などを発病することがわかり、新たにこの2つのキーワードで検索すると、さらに詳しい情報を得ることができました。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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『「重金属」体内汚染の真実』 大森 隆史著 東洋経済新報社 2010年 <493.1/コ>
- 『人間・環境・地球,第2版-化学物質と安全性-』 北野 大,及川 紀久雄著 共立出版 1997年 <519/キ>
- 『胎児の危機 -化学物質汚染から救うために-』T.シェトラー他著 藤原書店 2002年 <495.6/タ>
- 『人体汚染のすべてがわかる本』 小島 正美著 東京書籍 2000年 <498.4コ>(142~147頁)
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『土壌・地下水汚染-広がる重金属汚染-』畑 明郎著 有斐閣 2001年 <519.5/ハ> (43~54頁)
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『「重金属」体内汚染の真実』 大森 隆史著 東洋経済新報社 2010年 <493.1/コ>
- キーワード
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- 重金属
- 汚染
- 水俣病
- イタイイタイ病
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000071464