レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010/07/10
- 登録日時
- 2010/07/21 02:00
- 更新日時
- 2010/07/21 02:00
- 管理番号
- 相-100006
- 質問
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解決
「ひ、ふ」「み、む」「よ、や」のようにある数とそれを二倍した数とが、共通の子音を持っている事を最初に説いた人は誰か知りたい。
- 回答
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荻生徂徠
- 回答プロセス
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(1)辞典類の「数詞」の項(資料①p1231、資料②p641、資料③p537)を確認する。日本における数詞について質問に関連する記述があるが、誰が説いたものであるかはわからない。資料①、②には、「ミ-ム、ヨ-ヤのような対立は…倍数法による命名と説かれ…」とあり。
(2)当館OPACを「数詞」をキーワードに検索した結果から資料に当たってみる。
資料④「数詞の歴史」p54、資料⑤「日本語の数詞の語源」(安田尚道)p41に、「荻生徂徠」とあり、資料提供した。
資料⑤には、「日本語の数詞には倍数法が見られる、という説がある。…このことを最初に説いたのは荻生徂徠(1666~1728)である。…」として、随筆集『南留別志』からの引用を載せている。
- 事前調査事項
- NDC
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- 語源.意味[語義] (812 9版)
- 参考資料
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- ①『平凡社大百科事典 7』<031/77/7>(平凡社 1985年)
- ②『世界大百科事典 14 改訂新版』(平凡社 2007年)<031/15E/14>
- ③『国語学大辞典』(東京堂出版 1980年)<810.3/7 常置>
- ④『一語の辞典』(野崎昭弘著 三省堂 1998年) <801.5GG/108>
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⑤『語源探求』(日本語語源研究会編 明治書院 1986年) <812/32>
- キーワード
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- 数詞
- 倍数法
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000069278