レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2005/10/12
- 登録日時
- 2010/07/03 02:00
- 更新日時
- 2011/02/10 11:46
- 管理番号
- 長野市立長野-05-017
- 質問
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解決
日本の学校(幼・小・中・高・大)の教室、机、椅子の大きさが、いつどのように決まり、変わってきたか。
できれば外国(フィンランド、キューバ他)についてのそれも知りたい。
- 回答
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JIS規格によって決まっているようです。
外国のものについてはわかりませんでしたが、国際規格のISO5970が教室の机・イスの規格としてあるようです。
- 回答プロセス
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『現代学校教育大事典 1 新版』p474-477 「学校建築」
『現代学校教育大事典 2 新版』p369-371 「教室」
の項あり。教室の大きさについて書かれている。
『なつかしの小学校図鑑』p130-132には、明治二十三(一八九〇)年の「小学校設備準則」、明治二十八(一八九五)年の「学校建築図説明及び設計大要」などが教室の大きさの基礎になっていることが書かれている。
『まぼろし小学校』p187には、「昭和二十七年、学校用家具(普通教室用机・椅子)のJIS規格が規定された。」とある。
またp189には「諸外国から日本の規格を見直せとの要望があり、家具の規格も国際規格のISOに整合しようとする動きである。」とある。
『JISハンドブック JIS総目録 2004』p612に「学校用家具―教室用机・いす」という項目あり。
ISO5970(MOD)とある。
MODの意味:modified(修正)
許容される技術的差異がはっきりと明示され、かつ、説明されている場合、地域又は国家規格は国際規格から修正されている。この場合、地域又は国家規格は国際規格の構成を反映し、その構成の変更は両規格の内容が容易に比較できる限り許容される。修正規格は一致対応の場合に許容される変更も含む。「逆も同様の原理」があてはまらない。
制定:27.7.22 改正:11.8.20
収録ハンドブック名の記載がないので、当館所蔵のJISハンドブックには記載されていないようである。
「JISC 日本工業標準調査会」のホームページにてJIS検索を行う。
http://www.jisc.go.jp/index.html <最終確認:2011年2月7日>
ハンドブックに掲載されていた、「S1021」で検索すると、該当の「学校用家具-教室用机・いす」がヒットする。
pdfファイルによって内容を確認することができる。
- 事前調査事項
- NDC
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- 教育 (370)
- 参考資料
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- 『現代学校教育大事典 1 新版』安彦 忠彦/〔ほか〕編集 ぎょうせい 2002.08 <R370ケ1>
- 『現代学校教育大事典 2 新版』安彦 忠彦/〔ほか〕編集 ぎょうせい 2002.08 <R370ケ2>
- 『なつかしの小学校図鑑』奥成 達/文,ながた はるみ/絵 いそっぷ社 1999.12 <384オ>
- 『まぼろし小学校』串間 努/著 小学館 1996.12 <376ク>
- 『JISハンドブック JIS総目録 2004』日本規格協会/編集 日本規格協会 2004.01 <R509シ04>
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000068720