1. CiNiiや国文学論文目録データベースで、「平野謙」「小林秀雄」「歴史と文学」「書評」などをキーワードに検索
→該当資料なし
2. Googleで、キーワードを「平野謙 小林秀雄 書評」として検索
→トップに兵庫教育大学の機関リポジトリから「平野謙著作年表稿(戦前)」(池田純人)というPDF資料ヒット
(
http://repository.hyogo-u.ac.jp/dspace/bitstream/10132/411/1/AN103087570010002.pdf [last access:2010.3.8])
→文書内検索ボックスで「小林秀雄」をキーワードに検索
→p41に次のような記載:
「書評;自由と必然 小林秀雄著『歴史と文学』(創元社刊)[全集8巻 小林秀雄 I]
≪2≫
文学界 9巻1号 昭和17年1月号
文芸春秋社
昭和16年12月22日印刷 昭和17年1月1日発行(昭和16年12月7日執筆)
P.54~57
<初出誌には執筆日の記載はないが、『現代作家論』(南北書討・昭和22年11月)
所収の「小林秀雄論j に記載されている日付に従った。>」
3. 上の結果で、[全集8巻 小林秀雄 I]とあったので、『平野謙全集』第8巻の「小林秀雄」のIの項(p154-157)を確認。
→記事のタイトルの記載はないが、日付が「昭和16年12月」となっており、
本文中に「小林秀雄の新著『歴史と文学』の印象を多少まともに語ろうとすれば・・・」などの記載があるなど、
内容的にもこれが平野謙による小林秀雄著『歴史と文学』の書評ではないかと思われる。
4. 「文学界 9巻1号 昭和17年1月号」は当館に所蔵がないため確認できず。
他館にあり。閲覧・複写依頼可能。
5. 『書誌小林秀雄』を見る
→昭和16年以降の年表で、2段目の研究資料・参考文献欄を確認すると、昭和17年1月の欄(p98)に、
「平野謙 ①自由と必然-小林秀雄著『歴史と文学』(文学界)」とある。
6.『小林秀雄 : 文芸読本』を見る
→主要参考文献目録あり。p272中段に
「平野謙 自由と必然-小林秀雄著「歴史と文学」 「文学界」昭和17.1
(『平野謙全集』第8巻<新潮社 昭和50.4>所収)」とあり。
やはり『平野謙全集』第8巻のp154-157の記事が探している書評のよう。