所信表明演説については、資料1の「政府演説と代表質問」の項に説明がある。
「常会(常会の性格を持つ特別会も含む)においては、内閣総理大臣の施政方針演説、[中略]特別会や臨時会においては、内閣総理大臣の所信表明演説のみが、[中略]行なわれる例となっている。」
まとまった資料としては、以下の資料がある。
資料2:歴代内閣総理大臣の施政方針演説、所信表明演説その他の演説を収録した資料。明治18年から昭和60年の中曽根康弘(第二次)までが収録されている。
資料3:伊藤博文から中曽根康弘(第一次)までの就任演説を収録しているが、部分収録の演説もある。
個別には以下の資料がある。(歴代順)
中曽根康弘(第三次 第73代)については、
『月刊自由民主』(通号 405) [1986.12] p.205~214
「第107回国会における中曽根内閣総理大臣所信表明演説」
『月刊自由民主』 (通号 413) [1987.08] p.187~193
「第109回臨時国会における中曽根内閣総理大臣所信表明演説」
竹下登(第74代)については、
『月刊自由民主』(通号 418) [1988.01] p.187~192
「第111回臨時国会における竹下内閣総理大臣所信表明演説」
『月刊自由民主』 (通号 426) [1988.09] p.243~250
「第113回臨時国会における竹下内閣総理大臣所信表明演説」
資料4:村山富市(第81代)の施政方針演説、所信表明演説あり。
資料5:橋本龍太郎(第82、83代)の施政方針演説、所信表明演説あり。
資料6:小泉純一郎(第87~89代)の施政方針演説、所信表明演説あり。
戦後の首相演説は国会会議録で調べることができる。国立国会図書館のホームページには、第1回国会(1947年5月)からの国会会議録が検索できる[国会会議録検索システム]がある。検索項目として、「国会回次」、「開会日付」、「発言者」、「検索語」等が用意されている。本文も読むことができる。
https://kokkai.ndl.go.jp/#/ (最終検索日:2020年5月1日)
東京都立図書館では、『官報号外 衆議院会議録』国立印刷局 1回国会1号(昭22.5.20)- 『官報号外 参議院会議録』国立印刷局 1回国会1号(昭22.5.20)- を所蔵している。
近年の村山富市(第81代)から安倍晋三(第97代) までは、「首相官邸ホームページ」→「総理の演説・記者会見など」→「さらに過去の総理の演説・記者会見などはこちら」→「WARP」内の「歴代総理の演説・記者会見など」から各首相を選び、他の演説と共に、所信表明演説を読むことができる。
https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11236451/www.kantei.go.jp/jp/98_abe/statement/archive/index.html (最終検索日:2020年5月1日)