レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2009/09/08 11:22
- 更新日時
- 2012/12/26 16:16
- 管理番号
- 北九ー2006-65
- 質問
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平成15年3月に小倉城で宮本武蔵と高田又兵衛の試合を再現していました。それを裏付ける資料や高田又兵衛の墓は、どこにあるのですか?
- 回答
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嘉永3(1850)年頃に、小倉藩士小島礼重によって書かれた『鵜の真似』に次のような記述があります。「高田又兵衛宗伯殿は十文字の名人なりし 或時宮本武蔵殿久し振之立合申すべくとて 以前は立合われし事も有之か 立合有之其の跡にて最早や貴様は素槍に成されて然るべく申されし由」
これは『豊前叢書 第5巻』から引用しました。『鵜之真似』は小倉の旧事や諸国の風聞をまとめたもので、『豊前叢書』には和紙207枚の写本が活字化されています。小倉藩関係のみを門垣九ニ六が抜粋した『鵜の真似』が大正15年に出されています。『宮本武蔵事典』には、寛永11(1634)年に小倉藩主小笠原忠真の命によって小倉に来た武蔵と又兵衛が試合をしたと記されていますが、それ以上は見つかりません。高田又兵衛は小倉峰高寺に葬られましたが、寺の移転によって墓は、現在、生往寺にあります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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「豊前叢書 第5巻」 豊前叢書刊行会編 国書刊行会 1981年(K080/ブ/5
)(27頁)
宮本武蔵事典 加来耕三著 東京出版 2001年(K789/ミ)(208~209頁) -
「豊前人物志」 山崎有信著 美夜古文化懇話会 1973年(K283/ヤ)(24~26頁)
「てくてくマップ北九州 城下町小倉編」北九州市企画局企画課編発行 1985年(A020/テ)(12頁)
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「豊前叢書 第5巻」 豊前叢書刊行会編 国書刊行会 1981年(K080/ブ/5
- キーワード
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- 高田 又兵衛
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000057702