レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009/6/23
- 登録日時
- 2009/07/22 02:10
- 更新日時
- 2009/07/22 09:46
- 管理番号
- C2009T0704
- 質問
-
解決
コージェネレーション(熱電併給)の市場動向を調べています。
- 回答
-
コージェネレーション(熱電併給)の市場動向について調べる資料としては以下のようなものがあります(【 】内は当館請求記号)。
* コージェネレーション(熱電併給)とは
発電時に発生した排熱を利用して、冷暖房や給湯などに利用する熱エネルギーを供給する仕組みのことを言います。最大80%近くのエネルギー高効率利用が可能となり、また利用する施設で発電することができ送電ロスも少ないため、省エネルギーやCO2の削減に有効な発電方式として、地球温暖化対策としても期待さ れています。
(環境goo 環境用語集「コージェネレーションとは」(http://eco.goo.ne.jp/word/energy/S00152.html)より)
燃料は、石油、天然ガス、LPG、燃料電池等であり、ガスエンジン、ディーゼルエンジン、ガスタービンなどを原動機として発電しています。
1.総合
●『省エネルギー便覧』(省エネルギーセンター 年刊 【Z43-1555】)
2008年版には「コージェネレーションシステムの設置台数と発電容量」という項目があり、過去約20年の単年度設置台数・発電容量、累積台数・発電容量が民生用、産業用に分けて掲載されています。
●『図解エネルギー・経済データの読み方入門』(省エネルギーセンター 2008 【DL65-J12】)
日本におけるコージェネレーションの設備容量の推移が産業用、民生用別に過去約20年分掲載されています。また、産業用、民生用それぞれの業種別設備容量の割合も掲載されています。
●『新エネルギービジネスの将来展望』(日本エコノミックセンター 年刊)
2008年版には、コージェネレーション・ビジネス関連企業の動向という項目があり、12社の事業動向が掲載されています。
●『住設建材マーケティング便覧』(富士経済 年刊)
2008年版にはコージェネレーションシステムという章があり、全体、タイプ別(ガスエンジン、家庭用燃料電池(PEFC))の約10年分の市場規模推移、ガスエンジン、家庭用燃料電池それぞれの熱源別市場規模推移、メーカーシェア推移、需要形態(住居形態)別設置台数、エリア別市場構成比、開発トレンド、流通特性、展望等がまとめられています。
2.石油
● 『石油等消費動態統計年報』(経済産業省経済産業政策局調査統計部 年刊 【Z71-T785】)
燃料種別の用途別消費量の中にコージェネレーション用という項目があり、過去数年分のコージェネレーションによる消費量が分かります。また、業種別の自家発電量も掲載されており、コージェネレーションの発電量もあります。経済産業省HPの中の「特定業種石油等消費統計」(http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/sekisyo/result-2.html)でもデータを入手できます。
● 石油コージェネレーションシステムの設置状況(石油連盟HP内)
(http://sys.paj.gr.jp/cogeneration/installation.html)
石油コージェネレーションシステムの過去約15年分の設置数推移、産業用、民生用それぞれの業種別設置構成比、都道府県別設置状況等が掲載されています。
3.天然ガス
●『新エネルギービジネスの将来展望』(日本エコノミックセンター 年刊)
2008年版には、ガスコージェネレーションの展望という項目があり、ガスコージェネレーションの概要、特徴、市場の展望がまとめられているほか、約10 年分のガスコージェネレーション導入量推移予測、ガスコージェネレーションの民生用導入容量・件数の業種別構成比、産業用導入容量・件数の業種別構成比も掲載されています。
● ガスコジェネレーションの普及状況(天然ガス導入促進センターHP内)
(http://www.naturalgas.jp/riyo/cogene.html)
ガスコージェネレーションの普及状況について、過去約15年分のデータが掲載されています。
4.LPG
● 『LPガス資料年報』(石油化学新聞社 年刊 【Z43-513】)
2009年版に「LPガス利用のコージェネレーションシステム設置状況(平成20年3月末)」という章があり、過去約20年の民生用、産業用別設置件数、台数、発電容量等が掲載されています。
5.燃料電池
● 『燃料電池. 2006』(日経BP社 2006 【DL495-H24】)
第3章「コージェネレーション・システム」に、2008年前後の本格普及をにらんだ家庭用燃料電池コージェネレーション・システムに関する各メーカー・事業者の開発動向、市場動向・予測の特集記事がまとめられています。
●『家庭用燃料電池は何台売れるか?徹底研究. 2006年版』(デジタルリサーチ 2006 【DL495-H31】)
人 口、住宅ストック分析による2010~2025年の定置用燃料電池コージェネレーション・システムの需要予測資料です。pp.2-3に導入世帯数(持家)予測(燃料電池、エコウイル、太陽光発電、オール電化)の表があります。他に競合技術の動向、家庭用燃料電池開発メーカー情報を掲載しています。
●『燃料電池年鑑』(デジタルリサーチ 年刊 【Z74-F98】)
2007年版「Ⅲ.家庭用燃料電池の需要予測」で人口・世帯数推移の予測およびそれに基づく家庭用燃料電池コージェネレーション・システムの2005~2025年の市場規模を予測しています。
●『燃料電池応用製品の現状と将来の市場分析』(マーケティング出版 2006 【YU7-H3316】)
「Ⅱ-1.コージェネレーションシステム」に製品概要、参入メーカー及び扱い製品群、市場動向(2006~2010年の市場規模予測と各社の動向)、価格動向(予測)、技術・開発動向、ユーザーニーズ、現状の課題と今後の方向性が記載されています。
インターネットの最終アクセス日は2009年6月23日です。
上記資料は最近のデータを調べるためのものです。年代を遡って調べる際は、資料のタイトルや当館請求記号が異なる場合があります。また、一部の資料については刊行年、巻次等によって請求記号が異なるため、ここでは記載を省略しています。当館蔵書検索・申込システムNDL-OPAC(http://opac.ndl.go.jp/index.html)によって、請求記号をご確認ください。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 工業基礎学 (501 9版)
- 参考資料
- キーワード
-
- エネルギー産業
- 廃熱
- 統計
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000056567