レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008年02月01日
- 登録日時
- 2009/03/20 12:43
- 更新日時
- 2011/12/06 00:50
- 管理番号
- 市川20080301-02
- 質問
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解決
電車の車体に書いてある「モ」や「サ」などの記号の意味が知りたい。特に貨車についてわかるものが欲しい。
- 回答
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鉄道用語集の類いの図書には該当無し。
『JR全車輛ハンドブック 2001』(ネコ・パブリッシング) 14~19ページに「車輛の形式および番号について」にJRのみについては具体的な形式および番号の付け方等の記載があり、17ページには貨車の項目に一覧表と解説がある。また、『鉄道マニアの基礎知識』(イカロス出版 1996) 28~64ページには、私鉄も含めた詳細な記載がある。
※普段何気なく利用している電車の側面に「モハ」とか「クハ」などの記号が書かれていることにお気づきの方も多いでしょう。
あのカタカナ記号は一体何を表しているのでしょうか。 皆さんが利用するJR線の場合、電車の型式は「カタカナ+三桁数字」の組合せで構成されています。最初にくるカタカナは運転機能を表し、次にくるカタカナは車内設備を表しています。
また、数字の百の位は電気方式、十の位は電車の使用用途、一の位はデビューした順に番号がつけられます。
例えば・・・「サハ208」については、
運転の機能・・・ ク:運転台付 モ:モーター付 クモ:運転台・モーター付 サ:どちらもなし
車内の設備・・・ ハ:普通車 ロ:グリーン車 ハネ:B寝台車 ロネ:A寝台 シ:食堂車 ユ:郵便車 ニ:荷物車 ヤ:試験車など ル:配給車
電気の方式・・・ 1~3:直流 4~6:交直流 7、8:交流
使用の用途・・・ 0:通勤型(片側4扉) 1、2:近郊型(片側3扉) 5~8:特急、急行
以上の分類から「運転台もモーターも付いていない、直流の通勤型普通車」となります。JR以外の鉄道の車両の場合は、その型式に全国的な統一基準というものは存在せず、JRのようにカタカナ+数字、数字のみ、独自に付与とパターンは様々のようです。
鉄道ファンは型式記号を見ただけで、即座にどういう電車かわかるのでしょうね。
出典:『鉄道マニアの基礎知識』イカロス出版より
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 鉄道運輸 (686 8版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 学生
- 登録番号
- 1000052686