レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008.3.7
- 登録日時
- 2008/03/07 13:59
- 更新日時
- 2014/04/28 10:53
- 管理番号
- 8215
- 質問
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解決
著色、着色との違いについて知りたい。
- 回答
-
1 「図解日本画用語事典」(東京藝術大学大学院文化財保存学日本画研究室/編
平山郁夫/〔ほか〕監修 東京美術 2007年発行)
p105 著色の項
「彩色すること。設色、傳色、施色、賦彩などともいう。着色とも書く。
国の指定文化財の記述は著色の字を用いるが、それ以外の作品に
ついては著色、着色どちらでも用いる。基底材によって、紙の場合は紙本著色、
絹の場合は絹本著色という。」
2 「和英対照日本美術用語辞典」(和英対照日本美術用語辞典編集委員会/編集
東京美術 1990年発行)
419p ちゃくしょくの項
「著色(着色)東洋画において色彩が施されていること。
絹本著色とか紙本著色とかいうように使われる。「彩色」ともいう。
著色というと「著しい色」という意味になり、濃彩色と同じ意味で使われるときもある。」
3「新潮日本語漢字辞典」(新潮社/編 新潮社 2007年発行)
著色、着色、同じ説明。
「物に色をつけること。彩色。また、その色。」
- 回答プロセス
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美術関係の用語集や一般的な国語辞典を調査した。
1の資料には、特に「国の指定文化財の記述は著色の字を用いるが、それ以外の作品については著色、着色どちらでも用いる。」
との定義があった。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日本画 (721 8版)
- 参考資料
- キーワード
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- 著色
- 着色
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000042305