レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007年03月01日
- 登録日時
- 2008/02/17 02:10
- 更新日時
- 2014/10/01 00:30
- 管理番号
- 10-3A-200703-04
- 質問
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解決
日本一低い山・天保山 (てんぽうざん)について
- 回答
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『みなと今と昔』(大阪市港区役所区民室,1993.5)によれば、天保山は「天保2年……安治川の浚渫(しゅんせつ)が行われ、……この時、浚渫の土砂を積み上げて安治川河口部に長さ約200mの防波堤が築かれ、天保山と呼ばれた。当時の規模は高さ約20m、長径約200mほどであり、亀甲状の形態を示すものであった」(p.19)とのことです。
『大阪の大疑問』(扶桑社,1998.6)p.262によれば、幕末には黒船が来航し見物人が押しかけたとのことです。
今では高さ4.53メートルの三角点があるだけですが、「日本一の低山」として『なるほど知図帳日本の山』 (昭文社,2006)p.99にも紹介されており、港区の名所のひとつとなっています。
- 回答プロセス
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当館所蔵資料を調査。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291 9版)
- 参考資料
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- 当館書誌ID <0011134902> なるほど知図帳日本の山(山と高原地図PLUS) 昭文社 2006 4-398-20025-8
- 『みなと今と昔』 大阪市港区役所区民室 1993年<当館書誌ID:0000310181>
- 『大阪の大疑問』先崎仁・前垣和義 共編著 扶桑社 1998年<当館書誌ID:000068107>
- キーワード
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- 天保山
- 大阪府大阪市港区
- 安治川
- てんぽうざん
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 天保山大阪市港区、安治川(あじがわ)河口の小丘。天保年間(1830~1844)に安治川改修の泥上げでできたもの。江戸時代は、目印山(めじるしやま)と称した。(『大辞泉』【天保山】の項目より)大阪市立図書館webギャラリー「天保山に遊ぶ」で、「天保山名所図会」の画像等をご紹介しています。http://image.oml.city.osaka.lg.jp/image/themes/theme769.html (2008.12.18確認) 2010年5月1日から5月31日まで大阪市立図書館サイトトップで、 「天保山より築港を望む」 (『大阪名所 』(長野 利助/画作 長野利助 1900)<当館書誌ID:0000466009>をご紹介しました。 画像は、大阪市立図書館デジタルアーカイブ( http://image.oml.city.osaka.lg.jp/archive/)で公開しています。 簡易検索画面で“大阪名所”と検索しご参照ください。 (2014.9.30確認)
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000041888