レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007/03/02
- 登録日時
- 2007/09/13 02:12
- 更新日時
- 2023/12/24 00:30
- 管理番号
- M07030217058477
- 質問
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西行の岡山での足跡について知りたい。
- 回答
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『岡山県大百科事典』の「山家集」の項では、西行は「1168年(仁安3)に四国への旅の途中、岡山地方を通っている」としている。合わせて若い頃にも来遊した説があることも紹介している。歌が詠まれている地域は現在の玉野市、笠岡市真鍋島、瀬戸内市牛窓、倉敷市児島を挙げ、以下の句が紹介されている。玉野市渋川付近「おり立ちて浦田に拾ふ海士の子はつみより罪を習ふなりけり」、笠岡市真鍋島「真鍋より塩飽へ通ふ商人はつみをかひにて渡るなりけり」、瀬戸内市牛窓「さだへ棲む瀬戸の岩つぼ求め出て急ぎし海士の気色なるかな」「しきわたす月の氷をうたがひてひびのてまはるあちのむらとり」、倉敷市児島「たて初るあみとる浦の初さほはつみの中にもすぐれたるかな」「むかしみし松は老木に成りにけりわが年へたるほどもしられて」。この他、『岡山の文学碑』『岡山文学風土記』『倉敷市史 第二冊』『岡山県風土記』などにも西行や山家集に関する記事がある。また岡山県立図書館HP内にある「おかやま人物往来」にも西行の解説がある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 参考資料
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- 岡山県大百科事典編集委員会編『岡山県大百科事典 上巻』山陽新聞社,1979.山本遺太郎『岡山の文学碑 岡山文庫6』日本文教出版社,1965.大岩徳二『岡山文学風土記 岡山文庫33』日本文教出版社,1970.永山卯三郎『倉敷市史(第二冊)』名著出版,1973.谷口澄夫・石田寛監修『岡山県風土記』旺文社,1996.倉敷の自然をまもる会『児島風土記』倉敷の自然をまもる会,1982.岡山県立図書館HP内「おかやま人物往来」(http://www.libnet.pref.okayama.jp/mmhp/kyodo/person/person.htm)(2007年3月2日現在)
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2007030217015958477
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000037452