レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2004年06月15日
- 登録日時
- 2007/03/22 16:44
- 更新日時
- 2007/04/12 13:22
- 管理番号
- K06-022
- 質問
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解決
ラッコ襟について知りたい(大正13年6月発行の「文芸戦線」の田辺若男の詩の中に使われていた)
- 回答
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「服飾事典」に、「ラッコ襟」ではなく「ラッコ」の項目があり、そこから毛皮の項目への参照表記があった。男子用オーバーコートの襟皮に用いられたことがある、との記述だった。また、「ラッコの道標ーラッコが教えてくれた多様な価値観」(東京:パロル社2000年発行)という図書があり、その中の「ラッコの毛皮」という章の中でいつ頃から日本でラッコが毛皮として利用されてきたか、また外套の襟に使用されていたことに関しての記述があった。1911年(明治44年)に日本では合法的にラッコを捕獲できなくなっており、しばらくは輸入されていたものの、戦時中に贅沢品とみなされて輸入が途絶えたとのこと。
- 回答プロセス
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「服飾辞典」には記載が無かったが、「服飾事典」にラッコ襟に関する記載を見つけることができた。また、立命館大学所蔵検索で「ラッコ」をキーワードに検索し、ヒットした資料の中から「ラッコの道標」で毛皮に関する記述を得ることができた。
- 事前調査事項
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服飾辞典
- NDC
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- 衣服.裁縫 (593 9版)
- 参考資料
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- 服飾辞典/文化出版局1979年(ISBN4579500121)
- 服飾事典/同文書院1981年
- ラッコの道標ーラッコが教えてくれた多様な価値観/パロル舎2000年(ISBN4894192276)
- キーワード
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- ラッコ襟 ラッコ 毛皮 服飾
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 大学院生
- 登録番号
- 1000034057