レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2006年12月13日
- 登録日時
- 2007/01/06 02:10
- 更新日時
- 2007/01/07 09:13
- 管理番号
- OSPR06120010
- 質問
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1995年発売の西田幾多郎没後50年記念切手にある短歌
「わが心深き底あり喜びも憂の波もとどかじと思う」の解釈を探しています。
- 回答
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お尋ねの短歌は、西田幾多郎の大正12年2月20日の日記に記されています。
大正8年、妻が病に倒れてから長男の死、子どもたちの病気と西田幾多郎は
心穏やかにすごす日々がなかったようです。
短歌をしたためた前後の事情や考察については、下記の資料にあります。
『西田幾多郎の歌』西田幾多郎博士領徳会編 南窓社 1981
47頁。143~144頁。
『西田幾多郎の憂鬱』小林敏明著 岩波書店 2003
5頁。
『西田幾多郎 苦悩と悲哀の半生』上田高明著 中央大学出版部 2005
148~149頁。253頁。
短歌の解説としては、
『西田幾多郎とは誰か』上田閑照著 岩波書店 2002
186~187頁にあります。お尋ねの趣旨に合うのは、こちらの資料ではないかと思われます。
(『上田閑照集』第1巻 西田幾多郎 170頁でも同様にご確認いただけます。)
なお、大正12年2月20日の日記は、
『西田幾多郎全集』岩波書店 2005
第18巻(103頁)に収められています。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 詩歌 (911 8版)
- 参考資料
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- 西田幾多郎の歌 西田幾多郎博士領徳会編 南窓社 1981
- 西田幾多郎の憂鬱 小林敏明著 岩波書店 2003
- 西田幾多郎 苦悩と悲哀の半生 上田高明著 中央大学出版部
- 西田幾多郎とは誰か 上田閑照著 岩波書店 2002
- 上田閑照集 第1巻 岩波書店 2001
- 西田幾多郎全集 18巻 岩波書店 2005
- キーワード
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- 哲学者
- 短歌
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌的事項調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000032732