レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2006/3/16
- 登録日時
- 2006/09/14 02:11
- 更新日時
- 2008/04/21 16:36
- 管理番号
- 埼久-2006-020
- 質問
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解決
むち打ちの症状は事故後いつ頃からどんなふうに出てくるか具体的な統計があったら見たい。
- 回答
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所蔵資料では「具体的な統計」までは見あたらなかったが、以下の関連資料を紹介した。
①『現代民事裁判の課題 8』「むち打ち症患者の診療の実情と問題点」(浅井登美彦)p622-641とp626-627で論文を引用し、頸部挫傷の受傷より発症までの期間(「二十四時間以内七十三パーセント」等)、受傷直後の症状の内訳(「頸部痛三十四パーセント」等)、1か月以上に渡って持続する主な症状、また自律神経系の訴えについて数行の記述あり。ここで引用された論文は「臨床整形外科 1968年 3」所収(国会図所蔵)。
p628「いわゆるむち打ち損傷の病態分類は、諸家により種々提唱されている・・・」
p628-629 治療期間について記述あり。
②『鞭打ち損傷と損害賠償』
p41狭義の頸椎捻挫の症状と症状発現までの時間
p42-44 Barre-Lieou症候群(後頸部交感神経症候群)の症状
p82-87,95 鞭打ち損傷の治療期間関連の表・グラフは数例掲載
③『外傷性頸部症候群』
p106 急性期における症状として、受傷直後の症状(280例)の表あり。外傷性頸部症候群の個々の症状の発生時期の項目に
「外傷性頸部症候群の個々の症状の初発時期(533例のアンケートの結果から)という表あり。
p122 外傷後1週間以内と1月以後の統計あり。
- 回答プロセス
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「むちうち」「交通事故」「外傷性頸部症候群」などのキーワードで自館目録等を検索し、蔵書にあたった。
《NDL-OPAC(雑索)》《MAGAZINEPLUS》も同様に検索し所蔵雑誌にあたった。
- 事前調査事項
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「家庭の医学」「むち打ち関連障害」「厚生統計要覧」「国民衛生の動向」
- NDC
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- 外科学 (494 9版)
- 統計 (350 9版)
- 参考資料
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- 『現代民事裁判の課題 8』(新日本法規出版 1989)
- 『鞭打ち損傷と損害賠償 判例の傾向と実務』(鈴木繁次 民事法研究会 1991)
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『外傷性頸部症候群』(諸富武文 南江堂 1969)
- キーワード
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- 鞭打ち症候群
- 統計-医療
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000030596