レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2005年11月3日
- 登録日時
- 2006/07/08 02:11
- 更新日時
- 2006/07/09 12:52
- 管理番号
- OSPR05110246
- 質問
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解決
徳川家康の遺訓「人の一生は、重荷を負うて遠き道を行くが如し・・・」の全文及びその文章の
英文を知りたい。
- 回答
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大阪府立図書館所蔵の資料で遺訓の全文が掲載されている資料は、下記参考資料の該当頁を参照してください。
「人の一生は重荷を負て遠き道をゆくがごとし、いそぐべからず、・・・」と始まり、「人をせむるな、
及ばざるは過ぎたるよりまされり」と結ばれています。
『殿さまのひとりごと』228~235頁に「家康遺訓の真偽について」という文章があり、遺訓の伝来に
ついて詳細な考証があります。著者の徳川義宣氏は他に『新修 徳川家康文書の研究』等の著作も
あり、内容には信頼がおけると考えられます。
Web上の情報ですが、「全国東照宮連合曾」のホームページにも、遺訓の紹介があります。
残念ながら、英文に訳された遺訓は探し出すことができませんでした。
- 回答プロセス
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(諺や成語辞典などには、全文が掲載されておらず、所蔵資料の内の徳川家康の遺訓や、聞書きのようなものが掲載されていそうな資料を数冊探してみることにしました。しかし、出版年の古い資料にあるのみで、後世に聞き伝えとして伝わっているような文脈でした。徳川義宣氏は、徳川美術館の館長もされており、徳川家の文書等の研究も発表されていましたので、著書に念のためあたっとところ、「遺訓」について記されていました。)
- 事前調査事項
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徳川家康金言・警句集
世界を動かした名言(英文対訳)」
などの資料で日本文はわかりました。
「人の一生は、重荷を負うて遠き道を行くが如し。急ぐべからず。不自由を常と思えば不足な
し」
インターネット検索(「徳川家康」「名言」「英訳」など)で日本の名言を英訳したものはあり
ましたが、家康の言葉はのっていませんでした。
「英訳;日本の名言」など
- NDC
- 参考資料
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- 徳川政道(有斐閣 1903)(ページ:142)
- 殿さまのひとりごと(徳川義宣著 思文閣出版 1994)(ページ:228)
- キーワード
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- 人の一生 遺訓 徳川家 東照宮
- 照会先
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- 全国東照宮連合曾ホームページ:http://www.toshogu.net/(2006.5.3LastAccess)
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 人物・団体
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000029398