レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2005年12月11日
- 登録日時
- 2005/12/11 17:39
- 更新日時
- 2009/03/04 18:16
- 管理番号
- 山形県-2005-0004
- 質問
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解決
食べられる菊の花「もってのほか」の事について知りたい。
- 回答
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山形県は食用菊の生産量では全国一位を占めています。植物分類では観賞用の花と全く同じですが、苦味が少なく香りが良く、ほのかな甘さのあるものをと選抜されてきたのが食用菊です。その代表的なものが「もってのほか」と独特の名で呼ばれてる正式には延命楽という品種です。「もってのほか」という愛称で呼ばれている由来は、「天皇の御紋である菊の花を食べるとはもってのほかだ」とか「思いがけず、ことのほかうまい」といったところから言われてきたようです。専ら料理される花は花弁を抜き取り、酢を入れたお湯でさっと色よく茹で、おひたしや和え物、酢の物にきゅうりと一緒に漬物や甘酢漬け、塩漬けなどの素材としても好まれています。
「もってのほか」の味覚は、花は八重で花びらが筒状に丸まった管弁なので茹でても崩れにくく、しゃきしゃきとした歯ざわりと、ほのかな香り、ほろ苦くふっと甘い、独特のうまさと評価されている。
「もってのほか」は食用菊の中で最も晩成で、10月下旬頃から花摘みされる。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 産業 (6 9版)
- 参考資料
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- 山形のうまいもの/山形県農産物マーケティング推進協議会/編
- 花の山形山形県生涯学習人材育成機構/偏
- 植物ことわざ事典/足田輝一/編 東京堂出版/1995.7 P206-208
- キーワード
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- もってのほか
- 食用菊
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌的事項調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000025684