レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20010828
- 登録日時
- 2005/02/02 02:11
- 更新日時
- 2007/04/13 17:58
- 管理番号
- D2001F3716
- 質問
-
解決
『第12回国展』別名、『国画創作協会展覧会目録』(朝日新聞社 昭和12(1937))の所蔵。
- 回答
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戦前期に刊行された展覧会のカタログ類は下記(1)で当館の所蔵を確認できますが、「国展」の当該年次のものは当館では所蔵していません。
なお、(2)、(3)の国画創作協会に関する文献を調べたところ、1回から昭和3年の7回までは展覧会カタログが刊行されたようですが、それ以後の戦前期分の具体的な書誌的事項などの記載はありませんでした。
(1)石渡裕子 「国立国会図書館所蔵戦前期美術展覧会関係資料目録」
『参考書誌研究』第50号 1999年2月 p.2-258収録 <Z21-291>
(2)『国画創作協会の全貌』 原田平作ほか編 京都 光村推古書院 1996
関係総合文献 p.391-399 <KC216-G2>
(3)『国画創作協会回顧展』 京都国立近代美術館編・刊 1998
年表・参考文献 p.151-197 <KC16-E2541>
参考のため当館所蔵分をお知らせいたします。
第1回 『国画創作協会展覧会画集』第1回 中井宗太郎編 京都 制作社 大正7 <420-48>
第2回 『国画創作協会展覧会画集』第2回 中井宗太郎編 京都 制作社 大正8 <420-48>
第3回 『国画創作協会展覧会画集』第3回 中井宗太郎編 京都 制作社 大正9 <420-48>
第6回 『国展』第6回 大阪 朝日新聞社 昭和2 <337-461>
第7回 『国展』第7回 大阪 朝日新聞社 昭和3 <337-461>
< >内は当館請求記号
○近畿大学 様からご教示いただきました。
回答後に刊行された下記の目録あり。
『大正期美術展覧会出品目録』 東京文化財研究所美術部編 中央公論美術出版 , 2002.6 p.332
『昭和期美術展覧会出品目録』 東京文化財研究所美術部編 戦前篇 中央公論美術出版 , 2006.5 p.360-361
これらの情報から、国画創作協会が解散し、国画会に継続されて行ったことがわかります。
国画創作協会としては、第7回展(昭和3年)が最後となり、第12回展(昭和12年)は、国画会によるものです。
『昭和期美術展覧会出品目録』(戦前篇)のp.402-407に、国画会 第12回展(東京・東京府美術館 昭和12年4月11日~27日)の出品目録が収録されていました。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 絵画 (720 9版)
- 参考資料
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- 参考書誌研究 第50号 1999年2月<Z21-291>
- 国画創作協会の全貌 原田平作ほか編 京都 光村推古書院 1996 <KC216-G2>
- 国画創作協会回顧展 京都国立近代美術館編・刊 1998 <KC16-E2541>
- キーワード
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- 美術展覧会
- 国画創作協会
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 所蔵調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 大学図書館
- 登録番号
- 1000014017