レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015/06/21
- 登録日時
- 2016/05/30 00:30
- 更新日時
- 2016/05/31 17:13
- 管理番号
- 所沢本-2016-004
- 質問
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解決
所沢駅西口にある、現在西武鉄道車両工場跡地に、戦時中、陸軍の通称「南倉庫」と呼ばれたところがあったと聞いている。その関係の資料があったら見たい。
- 回答
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以下の資料に記載があります。
〇『所沢の町場と飛行場』 井筒屋町造商店 編 井筒屋町造商店 2005年
〇『所沢陸軍飛行場史』 小沢 敬司/著 小沢 敬司 1978年
〇『飛翔』 所沢航空資料調査収集する会 編 所沢航空資料調査収集する会 2003年
- 回答プロセス
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1 所蔵資料の内容確認
〇『所沢の町場と飛行場』 井筒屋町造商店 編 井筒屋町造商店 2005年
P7に「所沢航空参考館(南倉庫)の項に記載があります。
〇『所沢陸軍飛行場史』 小沢 敬司/著 小沢 敬司 1978年
P36に「-(前略)- また、鉄道輸送により所沢駅に発着する飛行機・機材のため、大正10年、所沢町久米稲荷林の地を買収し、所沢駅から引込線を敷設し南倉庫を設けた。最初、輸送係であったようであるが、後、器材係が長期使用した。その事務所建物・格納庫の一部は西武鉄道車両工場として現存している。なお、この格納庫は青島戦後 戦利品として移設された元ドイツ軍青島飛行場のものである。-(以下省略)- 」との記載あり。
〇『飛翔』 所沢航空資料調査収集する会 編 所沢航空資料調査収集する会 2003年
P13に「当時は飛行機は分解して貨車で運び、所沢駅より南倉庫(旧西武車両工場) へ引き込み線で運び、ここより牛車に引かせて飛行場まで運びました。当時は曲がりくねった野道で不便だったので飛行機新道ができました。」との記載あり。牛車で運搬する「飛行機の運搬(大正14年5月 フランスから輸入した飛行機運搬のもの)」の写真あり。
2 その後の調査による追加資料
〇『日本の航空発祥100周年・所沢」 所沢航空発祥100周年記念事業実行委員会 2012年
P10に「航空参考館跡(旧西武鉄道車両工場)」に関連記載と上空写真あり。
1939年(昭和14年)、陸軍航空部補給部の廃材廠だった通称:南倉庫に航空参考館が作られました。-(中略)- 今でもコンクリートの高い塀の横の道には「陸軍用地」の石の指標をみることができます。」との記載あり。
- 事前調査事項
- NDC
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- 関東地方 (213 9版)
- 国防.軍事 (390 9版)
- 参考資料
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- 所沢の町場と飛行場 井筒屋町造商店 編 井筒屋町造商店 2005 213.4
- 所沢陸軍飛行場史 小沢 敬司/著 小沢 敬司 1978 K390
- 飛翔 所沢航空資料調査収集する会 編 所沢航空資料調査収集する会 2003 K390
- 日本の航空発祥100周年・所沢 所沢航空発祥100周年記念事業実行委員会 2012.3 687.21
- キーワード
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- 南倉庫
- 西武車両工場跡
- 所沢航空参考館
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000192779