レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20100817
- 登録日時
- 2010/10/21 02:00
- 更新日時
- 2010/10/21 09:49
- 管理番号
- B2010口頭0702
- 質問
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解決
イタコン酸の合成方法について調べています。
- 回答
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イタコン酸(Itaconic Acid)の合成方法を調べる資料としては、以下のような資料があります。(【 】内は当館請求記号です。所蔵館(東京本館/関西館)は、NDL-OPAC「所蔵詳細表示」画面の「所蔵詳細/申込み」ボタンを押してご確認ください。)
●『有機化合物辞典』(有機合成化学協会 講談社 1985【PA2-181】)
主要な有機化合物について、構造式、英文名、CAS番号、融点、用途などが掲載されています。巻末に英文の索引があります。イタコン酸の合成方法はp.115に載っています。イタコン酸のCAS登録番号は「97-65-4」であることもわかります。
●『Dictionary of organic compounds』(Chapman and Hall 1996 【PA2-A119】)
有機化合物の名称、別名、立体異性体の構造、分子構造式、分子量、危険性データ、RTECS番号等が掲載されています。名称のアルファベット順に配列されており、INDEX(第9巻)でCAS番号から検索して調べることもできます。イタコン酸は第5巻のpp.4342-4343に載っています。参考文献一覧の中から、文献の末尾に「synth」とある文献を当たると、合成方法が調べられます。
例:「Dowd.P.et al Synth Commun 1993.23.2307(synth)」 は 『Synthetic Communications』1993年23巻p.2307 の略です。
●『Organic Syntheses Website』 http://www.orgsyn.org/
『Organic Syntheses』(64巻以降は【Z63-A185】)のWeb版です。ホームページの下側にある「Access Organic Syntheses via keyword searching」をクリックし、利用条件が書かれたページに遷移したら「Accept and Continue」をクリックしてください(ここで利用者種別の選択を求められることがあります)。
「chemical name contains」(物質名)=「itaconic acid」、もしくは「chemical's CAS RN is」(CAS登録番号)=「97-65-4」と入力して検索すると、イタコン酸の合成方法とイタコン酸を原料とした他の物質の合成方法がヒットします。ヒットした文献のPDFボタンをクリックすると合成方法等を記した原文を閲覧できます。
●『カーク・オスマー化学大辞典』(丸善 1988 【PA2-E12】)
応用化学、工業化学の事典です。項目は、化学用語のほか、化学物質名、化学反応名、化学関連トピックス名なども含まれます。化学物質の合成方法、化学的性質、用途などが掲載されています。イタコン酸の合成方法は、p.121-122の「イタコン酸および誘導体」に載っています。
●『Beilsteins Handbuch der Organischen Chemie』(Springer 【PA1-1】)
有機化合物の物理的性質(物性:機械的、熱的、光学的、磁気的、電気的、電気化学的)や、物質の合成法などのデータとその出典をまとめたデータ集です。イタコン酸は第2巻(ドイツ語)に載っており、「Bernsteinsaure Methylen-」という名称で検索します。イタコン酸に関するデータは、主編 p.760、補遺I p.308、補遺II p.650、補遺III p.1932、補遺IV p.2228 の5個所に載っています。
インターネットの最終アクセス日は2010年8月12日です。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 有機化学 (437)
- 参考資料
- キーワード
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- イタコン酸
- 有機化学
- 合成方法
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000072474