レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年09月03日
- 登録日時
- 2010/09/03 15:25
- 更新日時
- 2010/10/20 14:45
- 管理番号
- 相橋-H22-058
- 質問
-
解決
「日本」はいつから「日本」と呼ばれたのか知りたい。
- 回答
-
①の複写物と④と⑤の資料を提供した。
- 回答プロセス
-
「日本」は国の名前なので地名事典のある棚を直接探して次の資料をみつけた。
①『コンサイス日本地名事典 第5版』三省堂編修所/編 三省堂 2007(自館請求記号:R291)
p944に「日本」について次のように記載されている。
「『ひのもと(日本)』と称し、大宝公式令たいほうくしきりょう(701)で初めて国号とした。『やまと』『ひのもと』『にほむ』『にほん』などと読まれた。(中略)東京オリンピック以来、対外的には『にっぽん(NIPPON)』を用いる。」とあった。
ひとまず①の複写物を提供したが、もう少し詳しく知りたいということだった。
①の資料があった近くの棚でもう少し詳しく解説されていそうなものを探して②と③の資料をみつけた。
②『日本地名大百科』小学館 1996(自館請求記号:R291)
p901に「日本」の項目があり、次のように記述されていた。
「日出処から由来したらしい『日本』も古くから用いらて、これも『やまと』と読まれたが、のち漢字音で『にっぽん』または『にほん』と読まれるようになった。」
③『地名語源辞典』山中襄太/著 校倉書房 1995(自館請求記号:R291)
p270に「にっぽん」の項目があり、次のように記述されていた。
「日本という語は朝鮮半島の帰化人などが用い始め、中国でもそれを採用し、日本自身もそれを公認したものだという。」
市内OPACでキーワードを“国号”にして検索すると④と⑤の資料が見つかった。
④『「日本」の国号と「日の丸」「君が代」について』田中卓/著 國民會館 1990(自館請求記号:316)
p5-13「『日本』の国号について」という章に詳しく解説されている。
⑤『「日本」とは何か』神野志隆光/著 講談社 2005(自館請求記号:S210.023)
p19に「『日本』を定めることは、大宝令の公式令においてなされたと認められる。」とあった。
④と⑤の資料を提供した。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日本 (291 9版)
- 日本史 (210 9版)
- 参考資料
-
- 『コンサイス日本地名事典 第5版』三省堂編修所/編 三省堂 2007 (自館請求記号:R291)
- 『日本地名大百科』小学館 1996 (自館請求記号:R291)
- 『地名語源辞典』山中襄太/著 校倉書房 1995 (自館請求記号:R291)
- 『「日本」の国号と「日の丸」「君が代」について』田中卓/著 國民會館 1990 (自館請求記号:316)
- 『「日本」とは何か』神野志隆光/著 講談社 2005 (自館請求記号:S210.023)
- キーワード
-
- 日本
- 国号
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 地名
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000070792