レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年06月30日
- 登録日時
- 2010/06/30 11:19
- 更新日時
- 2013/09/25 15:10
- 管理番号
- NDL農会筑-2010-4
- 質問
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解決
「カルトン」の起源を知りたい。
①銀行で使っているコイントレーの「カルトン」と②養蚕関係機具等農機具蚕の飼育管理用機具「カルトン(木鉢)」とは、どこかでつながりがあるのか。
- 回答
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農機具の担当者より以下の回答があった。
カルトンはフランス語で「紙でできた器」。油絵(デッサン)で使用。日本には、昭和初期(2年頃)入ってきて、銀行や商店で使われる様になった。その後、利便性などで養蚕で使われるようになった。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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①の方の語源はフランス語で厚紙で作った皿のこと。②の方は、本器はカルトンという。とちの木をくり抜いて鉢形(長径30cm、深さ5cm)に作ったもので、ざ桑入れ、除沙(じょさ)、上蔟(じょうぞく)時の蚕児の拾い取りの器具である。本器は、大正時代から昭和20年代まで使用されたが、一部明治時代にも使われていた。別名、木盆、白木(埼玉)、蚕ひき拾い皿(山梨)などの呼び名もある。同じ用途で、他にも丈夫な紙を貼り重ね、柿渋、うるしを塗った盆形のものがある。これが本来のカルトンである。
*②については、写真でたどる農機具の発達史より
- NDC
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- 農業工学 (614 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- カルトン
- 農機具
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- URLへの最終アクセス日は2013年9月25日
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000068624